仕事・人間関係・情報過多etc.ストレスによる胃ダメージをケアする方法

 仕事・人間関係・情報過多etc.ストレスによる胃ダメージをケアする方法
Photo by Jannes Jacobs on Unsplash

仕事や人間関係などに加え、最近では情報過多によるストレスを抱えてしまっている人も多いのではないでしょうか。ストレスによる体の不調はさまざまですが、その中でも胃腸について、心の関係、そして働きを良くするために日頃気をつけたいことをみていきましょう。

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心と胃腸の関係って?

胃腸は心身がゆったりとリラックスしている時に活発になる副交感神経によって活動します。ヨガのシャヴァーサナの時やマッサージを受けている時に、それほど空腹でもないのにお腹が鳴ったことはありませんか?これは副交感神経の働きが優位になり、胃腸の働きが活発になるからです。

その反対に、ストレスがたまる(=交感神経が優位になる)と内蔵の機能にも影響をもたらし、消化不良、便秘、下痢、腹痛の原因になることもあります。こういった体の不調が新たなストレスの原因になるという悪循環に陥る可能性も。食べ過ぎて胃腸の調子が悪くなるのも、食べ過ぎの原因はストレスだったということもよくあるのではないでしょうか。

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Photo by Frank Flores on Unsplash

健康な胃腸と心のために

基本的な「食事・睡眠・運動」を振り返ってみましょう。

食事

腸の働きを助ける発酵食品(味噌、納豆、ぬか漬けなど)を食べたり、栄養バランスに気を配る他にも、ストレスでつい早食いになっていないかにも気をつけましょう。胃腸に負担をかけないように良く噛んで食べることを心掛けて。

睡眠

質の良い睡眠はとれていますか?布団の中でスマホを使うのは控え、出来れば寝室にスマホを持ち込まないことも睡眠の質をあげる上でとても効果的です。つい惰性で使ってしまうかもしれませんが、スマホの光(ブルーライト)や、目にした情報で生じる不安や心配が影響して寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするので、避けたい習慣です。

運動

1日のうちでほんの少しでも体を動かすことは気分転換、ストレス発散の助けになります。寝る前にヨガをすれば、心も体もすっきり、そしてリラックスした状態で気持ち良く眠りにつけるでしょう。

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Photo by Kinga Cichewicz on Unsplash

やっておきたいヨガポーズ

穏やかに呼吸を続け、内臓をやさしく刺激するようなつもりでポーズをキープしてみましょう。最後はシャヴァーサナでリラックスです。

半分の魚の王のポーズ(アルダマッツエンドラアーサナ)

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Photo by Yoga Journal Australia

やり方:

1. 左脚を伸ばし、右膝を立てて足を左の太ももの外側において座る。

2. 左右の座骨を均等に床にのせた状態で右手をお尻の後ろにつき、左手で右脚を抱える。

3. 頭頂を高く伸ばすようにしながら息を吸い、吐きながら右へやさしくねじり、数回呼吸を続ける。

4. 最後の吐く息が終わったら身体を正面に向け、組んだ足を解放する。

5. 反対側も同様に行う。

スフィンクスのポーズ

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Photo by Yoga Journal US

やり方:

1. うつ伏せになって前腕を床につけ、左右の肘と手は肩幅に開いて肩の下か少し前に。両脚はつま先を後ろに遠く伸ばして、足の甲、太ももの前側を床に安定させる。

2. 骨盤全体でも床を押しながら上半身をゆっくりと起こす。毎回の吐く息で下腹部が床を押すのを感じながらポーズをキープする。

3. 息を吐きながらゆっくりと上半身をおろし、顔を横に向けて少し休む。

シャヴァーサナ

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Photo by Yoga Journal US

やり方:

1. 仰向けになって足を腰幅より少し広く開いてつま先を外側に向けるか、膝を立てて足を腰幅より広く開いて膝を中央であわせる。いずれの場合でもお腹に余計な力を入れないように。両腕は身体の横におき、手のひらを天井に向ける。

2. 意識を呼吸からも体からも遠ざけて、全身が緩む感覚を味わう。

全身、特にお腹周辺を冷やさないよう、必要に応じてブランケットで体を覆いましょう。

日々の生活の中でストレスが生じるのは仕方のないことです。そのストレスに対してイライラせず、体を休めて胃腸をいたわりながら心を落ち着かせる方法もとってみましょう。

ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラスをしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人に気軽にヨガを楽しんでもらうことを目指す。Instagram:@kayoko_yo

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