自律神経の乱れから来るイライラに…心身のざわつきを静めるメソッド

 自律神経の乱れから来るイライラに…心身のざわつきを静めるメソッド
Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

本来は誰もが持っている活力や治癒力…しかし自律神経を含む生命エネルギーが乱れていると不調の要因に。アーユルヴェーダでは、ドーシャと呼ばれるエネルギーのバランスが乱れると消化力が弱まり、アーマ(未消化物・毒素)が蓄積。それこそが不調につながると考えられています。ヨガでエネルギーのバランスを整えて消化力を上げ、健やかに過ごしましょう!今回は、いらいらした時に心身のざわつきを静めるヨガポーズをご紹介します。

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イライラしたら…心身のざわつきを静めるヨガポーズ

交感神経が優位になりすぎてピッタが上がりすぎるとイライラしたり、頭も心もざわつきが止まらず……そんなときは、心身を落ち着かせるためにカパを上げて副交感神経の働きを高め、ピッタの熱も鎮静するためにジャーヌシールシャーサナを。交感神経が優位になると胸部が緊張しやすいので、肋骨を内側に軽くしまい込み、みぞおちをゆるめることがポイントです。

3つのドーシャ(生命エネルギー)とは?

ヴァータ:「風」「空」の性質で、軽・動・速・乾・冷が特徴。おもに交感神経に関わる。

ピッタ:「火」「水」の性質で、軽・熱・鋭が特徴。火のような熱さ、交感神経に関与。

カパ:「水」「土(地)」の性質で、重・遅・湿・冷・粘が特徴。副交感神経に関与。

やり方

1.ダンダーサナから左足のかかとを右内腿に押し付け、右脚はつま先を真上に。骨盤を寝かさないようお尻の前方に重心を。

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photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

2.吸いながら、肋骨を軽く内側にしまい込む。背筋を伸ばすと胸が張ってしまうので、胸の緊張をゆるめることで前屈での呼吸も深まる。

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3.吐く呼吸に上体が連れていかれるように、上半身を脱力して5呼吸。上半身はゆるめても脚の力はゆるめずに。脚を入れ替えて同様に。

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NG:腰が丸まらないように!
お尻の後ろに体重をのせて腰を丸めるのはNG。肋骨を内側にしまうと、自然に胸が丸まる程度に。

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教えてくれたのは…芦沢さゆり先生
2006年IYC短期集中アシュタンガヨガTTを修了。ケン・ハラクマ氏に師事。2014年リザ・ロヴィッツ氏によるリストラティブヨガTT修了。 2013年より、 Traditional Ayurveda Japan Traditi各種講座を修了し、講師として、またセラピストとして活動範囲を広げている。

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Hair&Make-up by Mayumi Tsuchiya(FIX-UP)
edit&text by Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.67掲載



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