活力・治癒力、衰えてない?「太陽礼拝」で自律神経・エネルギーバランスを整えよう
本来は誰もが持っている活力や治癒力…しかし自律神経を含む生命エネルギーが乱れていると不調の要因に。アーユルヴェーダでは、ドーシャと呼ばれるエネルギーのバランスが乱れると消化力が弱まり、アーマ(未消化物・毒素)が蓄積。それこそが不調につながると考えられています。ヨガでエネルギーのバランスを整えて消化力を上げ、健やかに過ごしましょう!今回は、エネルギーバランスを整える太陽礼拝をご紹介します。
乱れたエネルギーを整える!太陽礼拝のアレンジ
太陽礼拝は乱れたドーシャをベストバランスに戻せる万能シークエンス。どの性質の人にも、天候によるどんな症状にも効果的。たとえばカパが増えすぎてだるい人はピッタやヴァータが増えて熱と動きが生まれてやる気UPなど、過剰になった要素を下げ、さらに足りない要素を補ってくれるのです。消化力も上がり、蓄積したアーマを流すにも効果的です!
3つのドーシャ(生命エネルギー)とは?
ヴァータ:「風」「空」の性質で、軽・動・速・乾・冷が特徴。おもに交感神経に関わる。
ピッタ:「火」「水」の性質で、軽・熱・鋭が特徴。火のような熱さ、交感神経に関与。
カパ:「水」「土(地)」の性質で、重・遅・湿・冷・粘が特徴。副交感神経に関与。
やり方
1.両足を揃えて立ち、耳から肩を離して軽くあごを引く。体重は足裏に均等にのせて。
2.吸って両手と目線を上げ、おへそが縦に伸びるイメージで、腰は反らずに胸を天井へ向ける。
3.吐いて膝を曲げて前屈。お腹、胸、首の力を抜いて上半身を脚にゆだねて。
4.吸って胸を前方へ伸ばす。吸う息にガイドされるように、背骨より胸を伸ばして。
5.吐いて片脚ずつ後ろに引き、手首の上に肩をセット。腕とお腹の中心と脚で支える。
6.吸って膝を床につき、吐きながらおへそを覗き込むように背中と腰を丸めて、胸とお腹の力を抜く。
7.吸ってつま先立ちのままお尻を天井に突き上げてダウンドッグに。上半身を伸ばしてからかかとを床につく。
8.ここで足踏み。吸って右膝を左脇に近づけ吐いて戻す、反対も同様に5回ずつ。
POINT:右膝を左に振り、顔が脇から出せるくらい肩も腰も深くひねって全身をほぐして。
9.ダウンドッグで5回の足踏みが終わったら、吸いながら片脚ずつ両手の間に戻す。
10.吐きながら再びお腹と胸、首の力を抜いて上半身の力みをゆるめる。
11.吸いながら両手を上に伸ばし、吐いてターダーサナに戻る。朝に太陽礼拝を5~10回繰り返すのがオススメ。
教えてくれたのは…芦沢さゆり先生
2006年IYC短期集中アシュタンガヨガTTを修了。ケン・ハラクマ氏に師事。2014年リザ・ロヴィッツ氏によるリストラティブヨガTT修了。 2013年より、 Traditional Ayurveda Japan Traditi各種講座を修了し、講師として、またセラピストとして活動範囲を広げている。
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