あぐらと安楽座の違いは?ヨガをする時の座り方にルールはあるの?
あぐらと安楽座(スカーサナ)の違いは?
スタジオでは「あぐらのような楽な姿勢で座りましょう!」と誘導されることも多い安楽座。日本人になじみのある「あぐら」とヨガのポーズ「安楽座」は、ほぼ同じ座り方ですが、正確には足首の角度に違いがあります。安楽座では足首の角度を90度、もしくはなるべく90度に近づける事がポイントになります。そのため、正しい安楽座の姿勢を保とうとすると足首周りに痛みを感じ、窮屈に思う人もいます。違和感があり、座り続ける事が苦痛なら、ムリをせず楽なあぐらの姿勢をとりましょう。
あぐら以外でもいいの?
レッスンの時に周りを見ると、あぐらで座る人が多いかもしれませんが、必ずしもみんなと同じ座り方をする必要はありません。ブロックやブランケットを使ってみても、不快感から解放されない人もいるはずです。その場合は、無理して続けなくて大丈夫!大切なのは快適さです。痛みや不快な思いと戦うのはヨガではありません。すねのクロスを緩めたり、かかとの位置をお尻から離してみたり、片足を伸ばしたりして調節しましょう。正座の方が楽なら正座でも!快適さの目安は以下の通りです。
1.土台となるお尻が安定しているか
2.骨盤が立ち、背骨を自然に伸ばせるか
3.呼吸が楽にできるか
いかがでしょうか?あなたの座り方は快適ですか?
快適さを求めて
ヨガはどんなポーズでも快適さを重視します。今回取り上げた安楽座(スカーサナ)には、サンスクリット語で「スカ=楽な」という意味があります。安楽座(スカーサナ)が基本の座法としてレッスンの中で取り上げられるのも、楽であること、快適さがあってこそ。安楽座もあぐらも快適じゃないと感じたら、いつでも足を解きましょう。ルールはありません!無理せず快適な座り方に変えてみましょう。ヨガを続けていくうちに自然と柔軟性が高まり、安楽座(スカーサナ)が快適!そう思える日がくるはずです。ぜひ、長い目でヨガを楽しんでいきましょう!
ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にフィットネスクラブ、ホットヨガ、ヨガスタジオ、オフィス出張など多くの場でレッスンを実施。リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと同様にアロマを伝える活動も行なっている。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト/Instagram:@reiyoga.reikosudo
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