力みやすい人向け!ラクに座るための3つのコツ
瞑想にはリラックス効果のほか、ストレス解消や集中力の強化など、多くの効果があることがわかってきた。しかし、瞑想を習慣づけることは簡単なことではない。その原因の一つが、瞑想時のポーズかもしれない。リラックスしたいと思っていても、体のどこかに力が入っていたりすれば、ただ座っているだけでも違和感を感じてしまうだろう。集中力があがり、心が落ち着く「正しい座り方」をご紹介。
瞑想をするために、複雑なポーズで座る必要はない。「昔のヨギは、蓮華座のような難しい座り方で瞑想することを好みました。でも、今の練習生は、そうした座り方で安全に瞑想できるほど股関節が柔らかくないのです」とヨガ指導者のジム・ベニットは言う。 かといって、いきなり無造作に座っていいわけではない。ここで紹介する3通りの座り方を「一番楽に座るためには、骨盤が膝より高い位置にくるようにすること」というベニットの助言を心に留めて試してみよう。これによって背骨が伸び、リラックスした楽な姿勢を保ちやすい。
1. 脚を組む
瞑想をするときに一番とりやすいポーズのひとつは、スッカーサナ(安楽座)と呼ばれるものだ。床に座り、すねを交差させ、体を支える幅広い土台をつくろう。体が柔らかい人は、どちらかのかかとを反対側の太腿の付け根にのせるアルダ・パッドマーサナ(半蓮華座)で座ると土台が安定するだろう。どちらの座り方でも、前かがみの姿勢になってしまうようなら、クッション、ブロック、折りたたんだブランケットなどの先端に座ってサポートしよう。左右の坐骨の下を手で触り、そこの肉を後ろに引き寄せると、骨盤がしっかりと大地に根付く感覚が得られるだろう。肩甲骨を腰のほうに引き下げ、鎖骨を左右に広げる。首の後ろを長く保つ。手のひらを上に向け、膝の上に休ませる。
2. 脚を前に伸ばす
膝や股関節に痛みがある場合は、壁に背中をつけて座り、脚を前に伸ばそう。クッションか、数回折りたたんだブランケットをお尻の下に敷き、骨盤が膝より高い位置にくるようにする。頭、首、胴体が正しい位置にあるかどうか確認する。手のひらを上に向け、太腿の上に休ませる。
3. 椅子に座る
先入観を捨てること。椅子に座っても瞑想はできる。「この場合は、足裏がしっかりと床につき、太腿が床と平行になっているように」とベニット。まっすぐに座り、肩 を下げて耳から離すようにする。頭頂部を天井のほうへ伸ばし、手のひらを上に向け、太腿の上に休ませる。
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