LIFESTYLE
「心に効くヨガで、人々が自分を取り戻す場を作りたい」|長島千比呂さんの転身ストーリー
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――「ヨガ講師」として社会で働くうえで、ヨガの知識以外にどんな考え方や能力が必要だと思いますか?
社会に出て学ぶのは「受容」の精神だと思っています。私生活では価値観の合う人を選んで付き合えますが、社会では人間関係をえり好みできません。価値観の違う相手と一度はぶつかり、葛藤を経て違いを認める経験をしてこそお互いを尊重できるもの。葛藤の末の受容は、他者と比べず自分らしくいる強さを養い、自分軸が確立するとヨガ講師としても生きやすくなると思います。社会は安らぎの場ではなく、厳しい闘いの場。でも、勝ち負けで物事を判断しなくなったとき、自分と相手の本当の魅力に気づけるのではないでしょうか。
――現在、東京を離れて石垣島にお住まいの長島さん、石垣島での取り組みや今後のビジョンを教えてください。
実は4年前に石垣島に移住してリトリート施設を作り、現在は、東京と石垣島を行き来する生活を送っています。すでに海外でリトリートを開催してニーズを感じていましたが、社会情勢に左右されて渡航が難しいことも。国内のリトリートはリゾートホテルなどで開催されていますが、ヨガ専用のスペースがないのが実情です。それなら自分で専用施設を作ろうと思い立ち、かねてから憧れていた石垣島に「ヨガリトリートヴィレッジ」をオープンしました。ストレスフルな現代人には、仕事や家庭での役割から解放されて過ごせるサードプレイスが必要だと感じています。その場所が石垣島であり、やりたいのは「ウェルネスツーリズム」の普及。「リトリート」は自己回復という意味なので、ヨガで心身の健康を取り戻す旅を提供していきたいです。
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