レポート「美筋ヨガ×歩き方」を楽しく体験！「Happy Wellness Day 2025 in 埼玉・志木」開催

歩行時の体の癖に気づき、正しい歩行に一歩前進！

2025年11月29日、本イベントは「Studio R志木駅前店」がある埼玉県志木市で開催されました。山本先生のワークショップは、疲れにくい歩き方と体に負担がかかる歩き方の違いなどを解剖学・運動学の視点からわかりやすく解説し、エクササイズを通して歩き方の正解が身につく興味深い内容。美と健康に関心の高い幅広い世代の女性が参加し、先生の話に熱心に耳を傾けていました。

最初に自然な歩行について解説し、「歩行は筋肉の力で行うものと思いがちですが、それは間違い。地面に足が着くときにかかと、足首、つま先の骨が回転するように働き、脚は振り子のように動くのが本来の歩行です。それができると筋肉に余計な負荷がかからず、長く歩いても疲れづらい」と先生。また「疲れにくい歩行速度は一般的に時速4.5～5kmと言われています。それより遅くても速くても消費エネルギーは増えるので、理想的な速度で歩ける正しい体の使い方を身につけましょう」と呼びかけました。

多くの人は歩くという動作は無意識に行っているので、まずは歩行に関わる動きを通して「体の癖」をチェックしました。

たとえば、かかとをつくときに膝が伸びないと、筋肉に負担がかかります。そこで長座になり膝の下に手を入れて、床と膝裏の間に隙間がなく膝がきちんと伸びているかをチェック。苦手な人はつま先を上に向けてかかとを前に押し出し、8秒キープする練習法が効果的。

また、「足裏にある足底筋膜が働くと、地面を蹴るときにバネのような役割を果たし歩きやすくなる」と解説。足指をつけ根から曲げる動作が苦手な人は足底筋膜が弱いサイン。足の指をつけ根から折り曲げるエクササイズは、筋肉や筋膜がほぐれるバスタイムに行うのも効果的だと言います。

疲れづらい歩行に必要なのは「膝が伸びる・つま先が上がる・指が曲がる」の3ポイント。参加者は体の癖に気づき、修正して正しい歩き方のコツをつかんでいました。

歩行時にモーターの役割を果たす「股関節」の動きを調整

股関節は歩くときに伸展して振り子のように動くのが自然であり、サッカーボールを蹴るときのように股関節を屈曲させて、筋肉の力で脚を蹴り出すのはNG。筋肉は伸ばすと縮もうとする習性があるので、鼠径部の筋肉をストレッチして伸縮を促し股関節の自然な動きにつなげました。

「まっすぐ歩くのは歩行全体の約30%にすぎず、よけたり道を曲がったりする確率のほうが遥かに高い」という解説も興味深く、方向転換に必要な平衡感覚を養うために上下・左右に移動する動きや、バランス力を高める動きを一度にできるエクササイズを行いました。脚を開いてシコを踏んだら片方の腿を持ち上げて立ち上がり、この動きを繰り返すとバランス感覚と歩行に必要な下半身の筋力アップが期待できるそうです。

ペアで行うワークもあり、初対面の参加者同士がコミュニケーションをとりながら楽しく取り組む姿が印象的でした。サポート役の井原先生は「今日覚えた体の使い方を帰り道でやってみると復習ができると思います。苦手と感じたところがのびしろになるので、ぜひ今日のエクササイズを習慣化して上達を目指してください」とメッセージを送りました。

最後は集合写真を撮って終了。次回開催もお楽しみに！

「Happy Wellness Day  in 埼玉・志木」次回開催予定

井原先生と山本テツジ先生が「温活」をテーマに、女性限定のレッスン&ワークショップを開催します。

日時：2026年2月23日(月・祝)　
第1部：「呼吸で内側から温める！美筋ヨガ」14:00～15:30
第2部：「身体の使い方ワークショップ　代謝アップで冷え知らずの身体へ」16:30～18:15
会場：志木市民会館仮設会議室　志木駅東口フォーシーズンズ志木8階(マルイファミリー志木店)

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