私が白髪を染めない理由

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私が白髪を染めない理由

DAYNA MACY
DAYNA MACY
2017-12-08

そしてある日、頭皮がかゆくなった。抗ヒスタミン剤をひっきりなしに服用しながら、痛みは自分ひとりの胸に留め、それでも私はカラーを続けた。ある日、限界が来た。これ以上、一度たりとて自分の身を美容院へ引きずっていくことはできない。私のなかの反逆者が人生に対し大声で主張していた。そして、私は最終決断を下した。もう髪を染めるのはやめにする。
髪を伸ばし始め、前髪を作って額に下ろした。ずっと忘れていた帽子への愛を再発見した。3カ月の間、帽子をかぶって白髪をうまく隠すことに終始したが、それもやめた。白髪を認めたくないと思う気持ちはもうなくなっていた。そう、私はもう自分の白髪を否定していなかったのだ。

2,3カ月するうちに、自分の髪がたんなる白髪ではないことが分かってきた。私の髪は、前の方は銀白色。後ろの方は暗い色のなかに銀色が混じっていた。それは、なんというか、とても素敵に見えた。私はたんに自分の白髪と平和協定を結べたらいいなと思っていただけで、それ以上のなにかを期待していたわけではなかった。しかし髪が伸びて長くなるにつれ、私は自分の髪がどんどん愛しくなっていったのだ。感じているのはちょっとした反逆心と、それに色めいた気分。園芸店で男性たちが私をチェックしようがしまいが関係ない。

自分の白髪を完全に受け入れることができて、いまでは「自由」のようなものを感じている。この感覚は長らくヨガマットの上で感じてきたものだ。身体の自由にとどまらない、心の自由、精神の自由。あるがままで満ち足りている。ちゃんとそう信じることができたとき、私のままで<ある>自由が開けてくる。

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Translated by Setsuko Mori

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