ヨーグルトにプラスすることで栄養が最強になる?管理栄養士おすすめのトッピング食材3選

 ヨーグルトにプラスすることで栄養が最強になる?管理栄養士おすすめのトッピング食材3選
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栗城智子
栗城智子
2024-09-14

朝ごはんやおやつに取り入れやすいヨーグルト。昔からヨーグルトは健康に関するトレンドに度々入っている人気食材です。近年は腸活が注目を浴びていることからも「ヨーグルトを意識して食べるようにしている」という方も多いのではないでしょうか。本記事ではただプレーンヨーグルトのみを食べるのではなく、一緒に食べることで栄養価アップができる食材を紹介します。トッピングのみで完成するため、ぜひお試しください。

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ヨーグルトの栄養価

ヨーグルトの栄養メリットは、たんぱく質、カルシウムが豊富な点です。とくに乳製品のカルシウムは、体への吸収率がよいといわれています。ほかにも、ビタミンAやビタミンB1,B2なども含まれています。一方でビタミンCや食物繊維はほとんど含まれていないため、それらを含む食材をヨーグルトにトッピングすることで、全体的な栄養価アップが期待できます!また、ヨーグルトは乳酸菌が手軽に摂れることも魅力です。乳酸菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を一緒に摂ることで、より腸内環境をよくしていきましょう。

おすすめ食材①黒ごまきなこ×バナナ

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おすすめトッピングの1つめは、黒ごまきなことバナナです。きなこは大豆たんぱくのみならず、抗酸化作用や血流改善効果のあるサポニンや、女性ホルモンと似たはたらきをしてくれるイソフラボンなどの機能性成分を含みます。バナナは食物繊維が豊富です。果物の中では糖質・カロリーが高めであるものの、消化吸収されやすいことがポイントです。きなこ×バナナは人気の組み合わせですが、さらにプラスで黒ごまをおすすめしたいと思います。黒ごまは鉄分や抗酸化物質のセサミン・アントシアニンを含むため、よりエイジングケアや美容効果が期待できます。

おすすめ食材②冷凍ミックスベリー

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冷凍ミックスベリーはいちご、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリーなどから数種類組み合わせて入っています。まるごと冷凍処理のみされたものが多く、砂糖不使用のものであればそれぞれの自然な甘味を楽しめます。ベリー類の鮮やかな色は抗酸化物質のアントシアニンによるもので、老化予防や目の疲れを和らげる作用があります。なかでもいちごはビタミンCも豊富なため、美肌効果も期待できます。

おすすめ食材③ミックスナッツ

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最後のおすすめはミックスナッツです。ナッツ類は脂質が多いことから敬遠される方もいるかと思いますが、ナッツの脂質は不飽和脂肪酸がメインです。リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸は、血中コレステロールを下げる作用があります。またナッツ類は抗酸化ビタミンの1つであるビタミンEも豊富です。ビタミンEは血行促進や皮膚のターンオーバーを高める作用があることから、美肌作りに欠かせない栄養素です。さらに、ナッツをプラスすることでヨーグルトには含まれない食物繊維もまとめて摂ることができます。一方でナッツ類は脂質が多い分カロリーも高めのため、食べ過ぎには注意しましょう。

まとめ

本記事では、ヨーグルトにプラスすることで栄養価をアップできる食材を紹介しました。ご紹介したヨーグルトアレンジを美味しく食べて、ぜひ美容と健康パワーをチャージしてみてください。

〈参考文献〉

文部科学省 | 食品成分データベース

厚生労働省|e-ヘルスネット|乳酸菌

・正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学|吉田企世子,松田早苗|高橋書店

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AUTHOR

栗城智子

栗城智子

大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。



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