Sayaの星占い(さそり座)/2024年前半の運勢
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
さそり座/2024年前半の運勢
さそり座さんにとって、2024年の大きなテーマは、「ひとつの場所にこだわらず、日本各地に、世界に活躍の場を広げていく」ことにあると言えるでしょう。1月21日に守護星の変容の星・冥王星が「環境や伝達」の部屋を離れ、「居場所」の部屋に入るためですが、さまざまな場所で、さまざまな人たちがあなたの力を必要としているのだと思います。すぐにそれが実現しなくても、種は蒔かれ、気配があるはずです。
ただ拡大と保護の星・木星は5月26日までは、「人間関係」の部屋に滞在。ここには自立や変革の星・天王星もありますが、ここ5年、ひとりで奮闘してきたことについては支持者が集まってくるようなとき。それによって、あなたの存在感はますます独特なものに。光り輝いていくことでしょう。
2月5日に思考や伝達の星・水星、13日に行動や戦いの星・火星、17日に愛と美の星・金星も「居場所」の部屋に入るので、2月から3月にかけては、さまざまなご縁のある居場所を楽しく飛びまわる感覚があるでしょう。その後、3月10日には水星が、20日には太陽が、4月5日には金星が、5月1日には火星が「ルーティンワークや日常生活」の部屋に。この頃は、チームで動くよりはひとりで動くことが増えそう。ソロで動くことは、とても心地よく感じられることでしょう。ただこの間、4月2日〜25日に水星が「逆行」しますし、4月9日には新月&日食も。自分としては楽しくても、問題が起こりやすいとき。ひとりで動いている分、気楽ではあるけれど、それ以外の場でフォローしきれない面が多いのかもしれません。
4月19日に太陽が、29日に金星が「人間関係」の部屋に入るので、この頃は、先ほども書いたここ5年、続けてきた人間関係において、あなたの働きかけに相手が応えてくれる感覚が。4月21日にはここで木星と天王星が出会うので、今までのスレ違いなどもすべて手放すことができるかも。場合によっては、お互いに納得して別れるという選択もありそうです。
5月20日に太陽が、24日に金星、26日には木星、6月3日には水星が「潜在意識」の部屋に。この頃は、好奇心が湧き、ひとりの人にコミットするよりは、さまざまな人とデートしたくなるかもしれません。でも、6月9日からは火星が「人間関係」の部屋に。この頃は、ひとりの人へのこだわりが増しそうです。
さらに6月17日に金星、火星が、21日の夏至に太陽が「ステップアップ」の部屋へやってきます。この頃は、故郷に帰りたくなるようなとき。実家に住んでいても、魂のふるさとに心惹かれるはず。22日には「環境や伝達」の部屋で満月が。身近なコミュニティにおいて、ひとつの方向性が見えてきます。ただ6月30日からは現実化とルールの星・土星が、7月2日からは境界を溶かす星・海王星が「逆行」。恋愛ややりたいことには停滞感があるものの、2日に水星が、12日に金星が、22日に太陽が「キャリアやライフワーク」の部屋に。あなたが主役となる仕事が展開されていきます。21日の2度目の「環境や伝達」の部屋の満月には火星が「潜在意識」の部屋に。1回目の満月とは違う答えを正しいと思うかもしれません。
占い・文/Saya
アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』(1540円/集英社)が好評発売中。
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
AUTHOR
Saya
アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。
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