股関節が硬い人/あぐらで膝が浮く人がほぐすべき筋肉とは?寝たままできる簡単マッサージ&ストレッチ
今回は、股間節が硬い人におすすめ!柔軟性を高める簡単なストレッチのご紹介です。ターゲットは骨盤の内側、脚の付け根にある筋肉「腸骨筋」です。あぐらで座ることがつらい人、膝が浮いてしまう人はぜひやってみましょう。骨盤の位置が整うので、反り腰や腰痛に悩む人にもおすすめですよ!
腸骨筋とは?
腸骨筋(ちょうこつきん)とは、大腰筋(だいようきん)と共に腸腰筋(ちょうようきん)を構成する筋肉です。
腸骨筋は股関節をまたぐように位置しており、股関節を曲げたりひねったりする動きを担っています。
この筋肉が硬くなると、骨盤が前に引っ張られて傾いてしまうため、反り腰になり、腰痛をはじめ様々な不調を引き起こすこともあります。特に、座りっぱなしの時間が長い人は、股関節が曲がった状態が続くことから、硬くなりやすいと言われています。
股関節の柔軟性を高める!寝たままできる腸骨筋のストレッチ
今回紹介するのは、骨盤の前側をターゲットしたストレッチです。まず硬くなった筋肉をほぐして緩めるマッサージからスタート。
緊張をほどいてからストレッチを行います。股関節に余計な負担がかからないように、ブランケットやクッションなどのサポートグッズを用意して始めましょう!
やり方
1)両膝を立てた仰向けになり、背中や腰が浮かないように床にしっかりなじませる
2)右膝を外に倒す(膝下にブランケットやクッションを敷いて股関節の負担を軽減)
3)両手を右脚の付け根部分(骨盤の前側の骨の少し内側)に添える
4)上下、左右、小さな円を描くなど、指先を優しく動かしてマッサージする(腸骨筋をほぐす)
5)両手を体の横の床に下して安定させ、息を吐きながらゆっくり床からお尻を浮かせる
6)骨盤の前側を伸ばし2~3呼吸キープしてからお尻を床におろす。(腸骨筋のストレッチ)
7)脚を入れ替えて反対側も同様に行う
ポイント
腸骨筋をほぐす時は、力を入れすすぎないこと。強く押すと逆に筋肉は緊張してしまい、硬くなります。心地よい呼吸と共にリラックスして、優しくマッサージしましょう。
お尻を浮かせる時は腰を反らさないこと。大きく引き上げる必要はありません。立てた膝から肩までが、まっ直ぐになるぐらいの位置を目安にしましょう。
また、それぞれの柔軟性に合わせ、倒した膝の下に置くブランケットの高さも調節します。負担をかけすぎず、痛みがあるときは無理して行わないことも大切なポイントです。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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