Sayaの星占い（おうし座）／3～8月の運勢【豊かさへの焦りはあるものの、焦らないでのんびりと】

2023年3～8月のおうし座のあなた

豊かさへの焦りはあるものの、焦らないでのんびりと

　3月は、7日に現実化とルールの星・土星が、24日に変容の星・冥王星が動く、とても大きな時代の変わり目です。おうし座さんにとっては、とくに冥王星が「キャリアやライフワーク」の部屋に入ることから、自分が思ってきた社会のあり様が180度変わってしまうような、そんな感覚もあるかもしれません。たとえば、自分は専業主婦で来たけれど、いつのまにか共働きが前提の社会になり、制度も変わってしまったことに驚いたり、パートタイムで十分と思っていたら、正社員になるよう求められる。一般職だったのに管理職になるように言われる……そんなふうに社会のドラスティックな変容に巻き込まれていくようなところが。ただし、まだその変容は序章の序章に過ぎず、3月17日に守護星の愛と美の星・金星がおうし座にやってくることから、それほどの衝撃は感じないで済みそうです。

　ただ4月になると、4日に思考や伝達の星・水星が、20日に太陽がおうし座に入ります。おうし座には自立や変革の星・天王星、ドラゴンヘッド（太陽の軌道と月の軌道の交点）もあり、経済的自立の必要性をひしひしと感じることも。たとえば、夫が役職定年になる、ガス代や電気代などエネルギーの高騰で家計が圧迫されるなんてことも、「豊かさや安定」を好むおうし座さんにとって、とても大変なことに感じられるはずだからです。4月21日から水星が「逆行」することも、こうした悩みに拍車をかけるかもしれません。

　でも、あまり心配しないで。5月17日には拡大と保護の星・木星がおうし座にやってきて、これから約1年間、おうし座に滞在し、恵みを与えてくれます。転職や再就職を考えている人にはきっと追い風になるでしょう。また副業や自宅サロンといった、おうし座さんらしい優れた五感やセンスを活かす道も、真剣に考えてもいいかもしれません。あるいは、家庭菜園を始めるなんていうのも、お金ではない豊かさを与えてくれるでしょう。5月20日のおうし座の新月頃は、動き出したい気持ちでいっぱいになりそう。

　ただし、6月はちょっと様子が違うようです。守護星の金星が「居場所」の部屋に入るのは6月5日。3月に動いた冥王星は、11日に「ステップアップ」の部屋に戻ります。この頃は疲れが出てしまい、動けないことも。また一度は夢見たことであっても、「やっぱり違うな」ともなりやすい時期なのです。

　7月は、18日にドラゴンヘッドがおうし座を去ることもあり、さらに迷いが出やすい時期。自分らしく働きたいという願いはあるのですが、さまよいがちになりそうなのです。さらに、金星は23日に「逆行」を始めるため、この頃は意識のうえでは変わりたくても、行動がついていかないこともありそうです。

　動けるようになるのは、天王星が頭上で「逆行」を始める8月29日頃かもしれません。そう、だから、あまり焦らないで、のんびり行くことが大切なようにも思えます。

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占い・文／Saya
アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』（1540円/集英社）が好評発売中。

イラスト／maegamimami