【たった30秒】首・肩・背中のコリを一気にほぐせる!変化を感じる肩甲骨ストレッチ

 【たった30秒】首・肩・背中のコリを一気にほぐせる!変化を感じる肩甲骨ストレッチ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2022-01-31

首回りのコリ、肩のコリ、そして背中の中でも上部のコリはすべてつながっています。その"三大コリ"に一気にアプローチできるストレッチをご紹介します!座ってたった30秒!今すぐ試してみて。

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コリはすべてつながっている?

首のコリ、肩のコリ、そして背中上部のコリ。体の背面全体がとにかく重たいという方、多くいらっしゃいますよね。その原因は、僧帽筋の硬さかもしれません。僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉は、ひし形の筋肉で、首~肩の先端~背中の真ん中くらいまで風呂敷を広げたように広がっています。これが1つの筋肉なのですから、首から背中にかけて全体が重たくなるのもうなずけます。この全体を緩めていくストレッチをご紹介します!

僧帽筋
僧帽筋は首~肩~背中の真ん中まで大きく広がっている

座って30秒の肩甲骨ストレッチ

肩甲骨周りのストレッチはたくさんありますが、今回ご紹介するのは、首~肩~背中(背骨)まで一気にほぐせる魔法のストレッチ。その理由は、「ねじり」の動作が入っていること。ストレッチは通常、筋肉の繊維方向に沿って引っ張る(引き延ばす)動きが多いですが、それにねじりを加えていきます。ねじる動作により筋肉だけでなくその筋肉が付着している骨の動きも連動され、また多方向に引っ張られる動きが追加されるため、よりストレッチが深まるという効果が期待できます。特に背中の上部=肩甲骨の内側は、ねじろうとすると腰からのねじりも連動して起こるため、背中の上部よりも下部から動いてしまいがち。それを座って膝を立てるという工夫を加えることにより、腰の動きに制限をかけながら背中上部を深くねじるという動作を引き出します。

やり方

1.片足の膝を立てて座る(もう片方は手前に折り曲げておくのがオススメ)

肩甲骨
1.片足の膝を立てて座る(もう片方は手前に折り曲げておくのがオススメ)

2.膝を立てた方と逆の腕を横に伸ばし、もう一方の腕で下からすくうように抱える

肩甲骨
2.膝を立てた方と逆の腕を横に伸ばし、もう一方の腕で下からすくうように抱える

3.自分の方に腕を寄せるようにしてストレッチをかけながら、肩を膝に近づける(吐いて行う)

肩甲骨
3.自分の方に腕を寄せるようにしてストレッチをかけながら、肩を膝に近づける(吐いて行う)

4.呼吸に合わせて10~20回行う

片方のストレッチが終わったら、一度、肩を回してみたり肩を上げ下げして、左右の差を感じてみましょう。

首から背中にかけての背骨の廻旋運動も行われるため、首の後ろから背中まで全体がほぐされて軽くなる感覚を味わえるでしょう。呼吸に合わせてゆっくり行ってみてくださいね。

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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