自問の瞑想の効果とやり方を解説
SELF-INQUIRY MEDITATION

SELF-INQUIRY MEDITATION

ポーズのやり方

1

自分への質問をはじめるために、いつも瞑想するように座る。普段瞑想をしていない人は、ただ静かに座って、自然に心を落ち着ける。心に集中しようとしたり、何かをコントロールしようとせずに、ただ感じるままに過ごす。

2

10~15分たったら、「私は誰?」という質問からはじめる。静かな森の池に小石を落とすように、この質問を自分の静けさの中に落とす。瞑想を波立たせよう。でもまだ答えを考えないように!

3

池に静けさがもどったら、もう一つ小石を落として、何が起こるかを観察する。「私は神の子」「私は意識」「私は精神的な光の存在」などの概念的な答えはおいておき、質問にもどる。これらの答えはあるレベルでは正しいが、精神的な栄養を渇望する心を満たしてはくれないだろう。

4

「私は誰?」の代わりに、「これを考えているのは誰? 今、この目を通して見ているのは誰?」と聞くほうがいいかもしれない。

5

自問する練習の魔法を作用させるには、「私」という言葉が、表面的には体と心を意味するが、もっと深いものを指していることに気づく必要がある。

6

質問は真剣に、ただし緊張や不安をともなわず、考え込まないものにしよう。ここでヒントを一つ。長年蓄積してきた精神的信念のフォルダの中に答えは見つからない。だから他の場所で、実際の今の体験の中でさがしてみよう。

7

やがて、「私は誰?」の答えが明らかになる。その答えは、ある考えや特別な体験としてあらわれるのではなく、あらゆる経験の根底にしっかりと根ざしている、力強い不朽の存在としてあらわれるだろう。

同じ姿勢でできるポーズ