年齢ではない?疲れ顔に見えてしまう意外な理由とは【疲労回復とヨガ#18】

 年齢ではない?疲れ顔に見えてしまう意外な理由とは【疲労回復とヨガ#18】
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井上敦子
井上敦子
2020-12-11

鏡に映った自分の顔がむくんで疲れて見える…「疲れ顔」の自分を発見したときは気分も上がらないもの。ヨガにはそんな憂鬱な気持ちを前向きにしてくれるだけでなく、実際に「疲れ顔」を解消してくれる効果もあるのです!今日は疲れ顔に見えてしまう理由を探りながら、疲れた顔を生き返らせてくれるヨガのポーズもご紹介していきます。

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疲れ顔見えてしまう理由は「むくみ」

顔が疲れて見えてしまう理由をついつい年齢のせいにしてしまいがちですが、年上でもはつらつとして輝いている人に出会うことがありますよね?私はヨガスタジオで日常的にそういった人たちに出会うので、ヨガにはあらゆる疲労を取除く効果があるのだと確信しています。

私自身もヨガの練習をする前とした後で、自分の顔の変化に驚くことがあります。ヨガの練習を終えた後はむくみが取れてクマが薄くなり、顔色がワントーン明るくなるのです。むくみ原因をつくらないように生活習慣に注意しながら、顔のむくみに効果的なヨガポーズを日常に取り入れてみましょう。疲れ顔が気になっている方は、ぜひ参考にされて下さいね。

顔のむくみを解消!原因別のヨガポーズ

朝起きたら顔が腫れぼったい、フェイスラインがぼやけている…その原因を探り、原因別に効果的なヨガポーズをお伝えしましょう。

原因①塩分の摂り過ぎ・食べ過ぎ

塩分を摂り過ぎると、体内の塩分濃度のバランスが崩れてしまいます。体はそれを一定に保とうとして水分を体内に溜め込んでしまうので、これがむくみの原因に。また食べ過ぎは胃腸に負担をかけ、消化・吸収・排泄がうまくできずに体内に老廃物を溜めてしまいます。溜まった老廃物はむくみの原因となります。胃腸を整えるポーズで消化を促し、体内の老廃物を排出していきましょう。

食べ過ぎに効果的なポーズ:【スプタヴィラーサナ】割座のポーズ

このポーズは食べた直後に行ってOKという珍しいポーズです。食べ過ぎた!と思ったら仰向けになってお腹を伸ばし、消化機能をアップしていきましょう。

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《やり方》

①両ひざを床につけ、つま先を開きます。

②手でふくらはぎをかき分けるようにし、割坐姿勢になります。

③両手をお尻の後ろの床につけ、太ももの前側やお腹を伸ばして呼吸を続けましょう。

※膝や太ももが痛い人は、ひざを開いたりお尻の下にブランケットなどを敷いて調整してください。また、足首を痛めないようにつま先は真後ろに向けましょう。

④太もも前側や鼠蹊部が伸びてきたと感じたら、息を吐きながら上体を後ろに倒しましょう。

※ひざに痛みを感じる人は、仙骨(お尻の割れ目の上辺りの骨)から腰、背中に丸めたブランケットなどをいれましょう。

⑤そのまま頭の上で抱えるように両肘をつかんでお腹や胸を開き、少し長めに30秒〜1分ほどキープします。

原因②肩こり

肩こりで血液やリンパの巡りが悪くなると顔の巡りも悪くなるので、結果的に顔のむくみやくすみを招いてしまいます。スマホやパソコンで日常的に肩がこっている人は、肩こりを解消させるポーズを積極的に行ってみましょう。肩こりが緩和されるだけでなく、顔のむくみもスッキリしますよ!

肩こりに効果的なポーズ:【シャシャンカーサナ】うさぎのポーズ

うさぎのポーズは腕を持ち上げることで肩甲骨周りが刺激され、肩まわりや背のコリのマッサージ効果を得られます。

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《やり方》

正座の姿勢から上体を前に倒していきます。

②両手を顔の横に置き、おでこを床につけます。

②息を吐きながら、お尻を持ち上げて膝を立てた姿勢になりましょう。

③軽くアゴを引き、首を垂直に、頭頂を床に押しつけます。

④首が痛くないようなら、手を離して腰の後ろで手を組み、その手を天井方向に引き上げます。そのままの姿勢で3~5呼吸キープしましょう。

原因③身体が冷えている

冷えもむくみの原因となります。身体が冷えている状態では血液が末端まで十分に届かず、余分な水分や老廃物が回収されないのです。それがむくみに繋がってしまいます。身体の冷えが気になる場合は、全身の筋肉をしっかりと使うようなヨガポーズがオススメです。冷えは不調の元にもなりやすいので、むくみ対策と一緒に冷え対策もしていきましょう。

冷えに効果的なポーズ:【ウッティタトリコナーサナ】三角のポーズ

全身の筋肉にしっかりとアプローチできるので、冷え性に効果的です。

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《やり方》

①まっすぐに立ちます。

②両脚を肩幅よりも広くなるように、大きく開きましょう。

③体を傾ける方の足の指先を外側へ向けます。

④反対側の足の指先は正面もしくは少し内側に向けましょう。

⑤腕を真横に広げます。

⑥体を傾けていきます。

大きく傾けなくても良いので、真横に倒れられるところまで傾けましょう。

⑦可能であれば、目線を上に向けていきます。

⑧反対側も行いましょう。

ライター/井上敦子
20代前半、心身のバランスを崩していた時期にヨガに出会い、不眠症をヨガで克服した経験を持つ。30代半ばに勤めていた大手企業を退社し、ヨガ講師に転身。現在は、『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。15年間の会社員生活の経験から、現代人の抱えやすいストレスをリリースするクラスを得意とし、導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。Instagram:@yoga_atsuko.inoue

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