老廃物の蓄積は下半身太りの原因!股関節を動かして血流をよくする簡単エクサ
脚の付け根、股関節まわりには太い血管やリンパ節があります。関節まわりの動きが悪くなることで、この血流やリンパの流れにも影響がでて下半身太りやむくみ、冷えにつながることも。股関節の動きを良くして、下半身の巡りをアップしてきましょう!
むくみや冷えの原因は股関節にあり?
体のほぼ中心に位置している股関節。上半身と下半身のつなぎ目になっている股関節には、太い血管やリンパ節など、体内を流れる体液の節目になっているだけでなく、脳からの指令を伝達する大切な神経も通っている、とても重要な部位の1つです。股関節にズレがあったり、股関節まわりの筋肉が固くなっているなど正常に働かないことで、体液の流れや指令の流れなどが悪くなり、様々なことに不調を引き起こす原因になることもあります。
特に、下半身のむくみ、冷えなどにお悩みの方。その原因は股関節にあるかもしれません。例えば、股関節の位置がずれていたりねじれていたりすると、その周りを通っている血管もねじれやずれが生じます。まっすぐ通っていた血管が蛇行する、圧迫をうけるなど、血流やリンパの流れもスムーズにいかず、代謝の低下、むくみや冷え性を生み出してしまう原因になっている可能性があります。
股関節を機能的に動かそう!
「股関節」と聞くと、あぐらの姿勢になったときに膝が真横に開けることが柔軟性があり健康的な股関節であると考えている人が多いのではないでしょうか。しかし、股関節は前後左右に動く関節ため、あぐら(がっせきのポーズ)で外に開くという動きだけではなく、内側にとじる動きがスムーズにできることも大切です。今回は、股関節をとじる(内側にまわす)動きをスムーズにするヨガエクササイズをご紹介します。
やり方
1)横向きに寝て、膝をそろえる
2)膝をくっつけたまま、膝から下を天井方向に持ち上げる
3)腰を前に倒さないように注意して10~20回行う
この練習を行うことで股関節を内側に倒す動きがスムーズになり、ヴィラーサナ(英雄のポーズ)やトリアンガムカイカパーダパスチモッターナーサナ(片脚を曲げた前屈のポーズ)も行いやすくなります。股関節は前後左右と全方向に動かせる自由度の高い関節のため、一方向だけのエクササイズではなく、全方向に動かせるような動きを取り入れてみましょう!
ライター/伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学の知見を深め、ヨガ・ストレッチ・筋膜リリースを組み合わせた独自のエクササイズで痛みを克服。この経験をもとに「股関節ヨガ」というオリジナルメソッドにまとめ、「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるヨガを考案。股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。Instagram:@itokanayoga45
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