股関節を柔らかくするメリット&初心者向け股関節をほぐすヨガ動画
股関節の硬さは気になるものの、諦めている方って多いのではないでしょうか?股関節は放置していると硬くなりやすいですが、ほぐすことで様々なメリットがあります。今回は、そんなメリットと、ヨガ初心者向けの股関節をほぐす方法をご紹介します。
股関節は様々な部位と関連している
股関節は、背骨を支える土台であり、体の中心である骨盤と結合し、大腿骨へと繋がっています。上半身と下半身を結ぶ役割を担っているのが股関節であり、下半身の始まりともいえる、重要な関節です。
この股関節の動きが悪くなると、私たちの体には様々な影響があります。股関節の動きが悪くなる原因はいくつか考えられますが、最も多く誰にでも起こりやすい原因は関節まわりの筋肉の強張りです。股関節の動きを安定させるためには、様々な筋肉が関わっています。骨盤底筋群、臀部の筋肉、体幹など深層筋などです。これらの筋肉と連携しながら股関節は様々な動きを行います。よって、筋肉が強張っている状態では股関節の動きも悪くなってしまうというわけです。
体は繋がり合いながら形成されているため、ひとつのパーツに違和感が出たからといってそこだけを修正すればいいのではありません。股関節にフォーカスしてみるだけでも、股関節と骨盤の繋がり、股関節と大腿骨の繋がりといった影響し合っていることがわかるかと思います。そのため、股関節を柔らかくしたいと感じたら、関連する部位もほぐしてあげることが大切です。股関節だけをほぐそうとこれまで股関節のストレッチを頑張ってきても変化がなかった方は、もしかすると関連部位をほぐすことで変化を感じられるかもしれません。
それでは、股関節をほぐすとどんな変化が表れやすいのでしょう?
股関節を柔らかくするメリット
股関節を柔らかくするとどんなメリットがあるのでしょう?
怪我をしにくくなる
股関節の動きが悪くなった場合、これを他の部位でカバーしようとすることで、膝や腰など関連する部位への負担が増します。これによって、例えば股関節の可動域が影響するねじる動きをした場合などに腰や臀部を痛めてしまったり、日常的に膝が痛むなどの原因になってしまったりといった影響が出るのです。
姿勢がよくなる
股関節が硬い状態は骨盤にも影響を及ぼし、あらゆるゆがみを生じやすくなります。股関節から修正し歪みが改善されることで、伸びにくくなっていた膝が伸びたり、足の長さが整ったりすることで、姿勢が美しく見えるようになります。
腰痛、肩こりの改善
股関節の動きに制限があったことで腰痛や肩こりを引き起こしていた場合は股関節をほぐしてあげることで腰まわりの筋肉もほぐれやすくなります。
むくみや冷え改善
股関節周辺にはリンパが集中していますので、硬くなった股関節をほぐしてあげることでリンパの流れや血流がよくなり、老廃物を流しやすく、体が温まりやすくなります。
肥満や老化の防止
リンパの流れや血流がよくなることで代謝が上がり、肌が整ったり、疲労回復が早くなったり、痩せやすくなったりと若々しい体を保ちやすくなります。
それでは、どのようにして股関節を柔らかくしたらいいのでしょう?
股関節を柔らかくする方法3つ
先述したとおり、股関節を柔らかくするためには、股関節まわりだけほぐすよりも関連部位を一緒にほぐしてあげることが大切です。普段から股関節の硬さが気になっている方、運動不足の方こそ、まずは以下の方法を試してからアーサナを取ってみましょう。
1.太ももの外側をほぐす
股関節や膝を動かしてポキポキと音が鳴ったり、動きが悪かったりと違和感がある方は、太ももの外側が固まっているかもしれません。この筋肉は股関節と膝の動きに関係しているため、この筋肉が固まると股関節や膝の動きも悪くなります。
【やり方】
膝の外側のくぼみから股関節にかけて指で押しながらマッサージしましょう。
2.太ももの裏側と腰をストレッチする
股関節を柔らかくしたかったり、腰痛が出ていたりするときには、太ももの裏側をストレッチするのもお勧め。股関節に意識を向けながら正しく動かしてあげることで、太ももの裏側がしっかり伸び、腰もゆるみやすくなります。
【やり方】
右足を前に出して、左足を後ろに引きます。
右手で右側の股関節を触りながら、右膝を伸ばして前屈します。
反対側も同様に行います。
3.みぞおちを揉む
骨盤がゆがみ、股関節に影響が出ている人の多くはお腹の筋肉(腹直筋)が固まっています。この筋肉は様々な筋肉と繋がっていますが、骨盤の底にある骨盤底筋群とも繋がっているため、お腹が固まると骨盤まわりも固まってしまい、股関節にも影響が及びます。猫背と反り腰の方は特に固まっていますので、ほぐしてあげましょう。
【やり方】
おへそから指4本分上のみぞおち部分を掴んでは揉み、横にずらしてお腹を満遍なく揉んでいきます。痛みが強い部分は丁寧に揉みましょう。
さて、関連部位をほぐしてあげたところで、初心者でもOKな股関節にアプローチするヨガ動画を見ながら動いてみましょう。初心者の方は、できる範囲で無理なくアーサナを取っていくようにしましょう。
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