POSE & BODY
股関節の屈曲をスムーズに行うには|ためになる解剖学的知識
広告
重力との関係が相反する2つのポーズ
重力に従う
重力に従った股関節の屈曲。股関節伸展筋群の伸張性収縮によって引き起こされる。
ウッターナーサナ(立位前屈)
足を腰幅に開いて立ち、脊柱を長く保ったまま、股関節から上体を折り曲げて前屈する。この動きが股関節屈筋群ではなく、ハムストリングをはじめとする背面の筋肉によって引き起こされている様子を観察しよう。ハムストリングが重力に従って働くことによって、上体が徐々に下がっていくのを可能にしている。
重力に逆らう
重力に逆らった股関節の屈曲。股関節屈筋群の短縮性収縮によって引き起こされる。
スプタパダングシュターサナ(横たわった足の親指をつかむポーズ)
マットに仰向けになる。息を吐きながら真っすぐ伸びた片脚を引き上げて、股関節を屈曲させる。手の指で足の親指をつかむ。ハムストリングが硬い場合は、足首の外側か、膝から足首の間をつかむ。この重力に逆らった動きは、股関節屈筋群の重力に逆らった短縮性収縮によって引き起こされている。
教えてくれたのは…ジュディス・ハンソン・ラサターさん
博士、理学療法士。1971年からヨガを教えている。『Restoreand Rebalance』、『ヨガボディ:アナトミー、キネシオロジー、アーサナ』(邦訳あり)などヨガに関する著作が9冊ある。詳しくはウェブサイトへ。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
広告
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く