POSE & BODY
「脚を真っすぐ揃える」危険性|土台から関節の位置を整えよう
立ちポーズの練習でよく出されるアドバイス。これらが膝関節や仙腸関節、腰を痛める原因になっていないだろうか。
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土台から関節の位置を整えよう
ヨガのインストラクターであればほぼ例外なく、ターダーサナ(山のポーズ)やウトゥカターサナ(椅子のポーズ)で、左右の足首と足の親指を合わせようとか、足を真っすぐ揃えて腰の両脇をマットと平行にするよう生徒にアドバイスしている。なかでも解剖学を重視しているインストラクターは、足の第2指を正面に向けて、脛骨の位置を決めることを熱心に説いている。
このような方法で足を揃えることは、特に扁平足や内股の人には良い方法のように思えるが、長期的には膝などの関節や腰を痛める原因になることがある。その理由とそれを回避する方法を紹介したい。
脚部の解剖学的特徴
厳密に言えば、私たちの脚は腰椎の近くにある第12肋骨から始まっている。脚には腰筋や腰方形筋のほか、股関節を動かしたり安定させたりしている骨盤の筋群が付着していている。足を含めた脚部は、蝶ちょう番ばん関節が連なった構造をしていて、単一自由度系の関節と回転関節(多自由度系の関節)が交互に並んでいる。
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