ガチガチの背骨を左右にしならせてリセット!ベッドの上でできる肩凝り解消リラックスストレッチ

 ガチガチの背骨を左右にしならせてリセット!ベッドの上でできる肩凝り解消リラックスストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2024-06-03

背中がガチガチで背骨が固まっている人、肩こりがつらい時におすすめの簡単なストレッチをご紹介します。背骨を横にしならせることで、胸が開き呼吸が深まります。更に、肩や脇を開くことで血液の流れを促進し、肩こりも改善します。ベッドの上でゆる~くできるので、早速今夜から試してみませんか?

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肩こりを改善するには?

背骨まわりにある筋肉は、肩甲骨の動きや肩、首の動きと大きく関わっています。つまり、肩こりを改善するには、背骨の緊張を解くことが大切。ガチガチに詰まった背骨の隙間を緩めることが効果的と言われています。
更に、脇を開くストレッチも同時に取り入れることがおすすめ!なぜなら、脇の下にある前鋸筋は、肋骨や肩甲骨に繋がっています。この筋肉が硬くなると、肩こりが悪化することがあるのです。
普段、あまり伸ばす機会のない脇や体の側面を意識しながら背骨のスペースを作ることが、肩こり改善のポイントと言えるでしょう。

前鋸筋
イラストAC

ベッドの上でやってみよう!脇を開いて背骨を緩める肩こり解消ストレッチ

寝る前におすすめしたい、リラックスストレッチです。背骨だけでなく体の側面全体が緩み、腰やお尻の緊張も解けます。まずは10秒からスタート。手足の位置を調節し、快適な角度や強さを選んで試してみましょう。

やり方

1)手足をゆるく伸ばした大の字で寝る

大の字で仰向けに寝た体勢
Photo by Reiko Sudo

2)左ひざを曲げ、左脚をクロスして右脚の外側へ。足の裏をしっかり床に下してお尻が傾かないように固定する。右手で左の手首をつかみ、脇や肩を開く

大の字で寝た姿勢から脚をクロスして片膝を曲げ、頭の上で手首をつかんで脇を開いた体勢
Photo by Reiko Sudo

3)背骨を右にしならせるイメージで左体側全体をじわじわ伸ばす(呼吸と共に10秒キープ)

片膝を立て、手首をつかんで脇を広げながら体側を伸ばして背骨を緩めるストレッチ
Photo by Reiko Sudo

4)元の大の字に戻り、手足を入れ替える。反対側も同様に行う

効果を高めるポイント

背骨をしならせるストレッチには、自律神経を整える効果も期待できます。深い呼吸と共に、リラックスして行いましょう。ぐいぐい引っ張らず、じわじわと緩めることが大切です。効果を高めるには、土台を安定させることが大切!膝を曲げた方の足の裏で地面(ベッド)を押す力を使い、お尻が浮かないようにしましょう。

背中が丸まると、背骨や体側の伸びが感じられなくなります。程よく背骨が緩む角度を探しながらやってみてくださいね。コツがつかめたら左右30秒~1分を目安に行うと、より効果的ですよ!

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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