「簡単で気持ちいい~」全身のコリを解消!1分で肩こり・腰痛知らず体になる【スパイラルストレッチ】
その肩こり、腰痛、ガチガチは全身のコリから来ているかも知れません。全身をほぐすなんて時間もかかるし大変そう・・って思っていませんか? 大丈夫!柱につかまって1分で、背中や脇腹はもちろん首から足先まで全身をゆるめられるストレッチのご紹介です♪全身ストレッチの鍵「スパイラル(螺旋)ストレッチ」でコリ知らずの動ける体を手に入れてくださいね!
スパイラル(螺旋)ストレッチで動ける体に!
背中や腰が硬くなっていませんか?
いわゆる猫背の姿勢は、背中の筋肉が弱く、脊柱を正しく支えられない状態で、首や肩が常に緊張状態になることで肩こりが生じやすくなります。また、腰椎の自然なカーブが失われることで、腰に過度な負担をかけ、腰痛の原因となります。
一方で、背中の筋肉が過度の緊張状態の場合は、骨盤が前に引っ張られ(前傾)反り腰の傾向が強まります。反り腰になると、腹筋が正しく使えなくなりぽっこりお腹の原因に。また、腰椎の前カーブ(前弯)が強まり、腰痛のリスクが上がります。
猫背、反り腰いずれの場合であっても、成人で約 4~6kgあるといわれている頭の位置がズレることによる全身への影響は多大です。背中や腰回りの筋肉をゆるめ緊張をほどき、正しく体を支えられる状態に保つことは、肩こり・腰痛知らずで、軽やかに動ける体であるために、とっても重要です。
なぜ螺旋(スパイラル)の動きなの?
股関節や肩関節といった主要な関節が、球関節であることからもわかるように、すべての運動動作は、直線だけではなく、斜めや螺旋状の立体的な動きから成り立っています。
関節で骨が動くとき、筋肉も同様にさまざまな方向に引っ張られます。実際、筋肉と筋肉を繋げる筋膜の多くも「斜め」に走っており、その繋がりが「螺旋」のラインとなって全身で「たすき」のように繋がり、私たちのスムーズで安定した運動動作を支えています。
本日ご紹介する「スパイラルストレッチ」は、背中や腰を伸ばしてしなやかにするだけでなく、筋膜で螺旋状につながった筋肉のラインを首から足先まで一気に緩めるようにアプローチします。
肩こり・腰痛知らずの動ける体が手に入るだけでなく、体側も伸びて呼吸も深まります。一回で一石何鳥にもなる!柱に捕まって簡単!「スパイラルストレッチ」!ぜひ、お試しくださいね♪
柱につかまるだけ!全身のコリを解消する「スパイラルストレッチ」
●準備 片腕をうち回しにし、手のひらを外に向けるようにして柱の角をつかみます
●ステップ1
まずは骨盤を動かして背中全体をほぐします。息を吸いながら肩甲骨を寄せ、吐きながら肩甲骨を左右に離して丸い背中に。
柱をつかんだ手の手首から同じサイドの脚の付け根まで、体側をのばします。
●ステップ2
今度は下半身・腿の後ろから足首まで伸ばします。息を吸いながら(柱の手と同じサイドの)腰を斜め後ろに引いて膝を伸ばし、吐きながら膝を曲げます。呼吸に合わせて繰り返します。
●ステップ3
ラストは全身で最大にスパイラル(螺旋)を描いていきましょう!ステップ2の動きに、上半身も加えます。胸で天井を見るように、膝の曲げ伸ばしに合わせて上半身の捻りの動きを合わせます。
注意)呼吸に合わせて行います。呼吸が止まらないように注意しましょう。反対側も忘れずにやって下さい。
動画はこちらをご覧ください♪
AUTHOR
井上浩子
2002年、留学先NYのバレエスクールの授業でヨガに出会う。厳しいプロ生活で心身を壊したことをきっかけにヨガは欠かせないライフワークに。自身の経験から、「自分に安心できる感覚と自分への愛おしさを取り戻す」をモットーにレッスンを展開。 解剖学に基づく効果的なシークエンス構成と 誰にでもわかりやすいインストラクションに定評がある。日米指導歴14年・バイリンガル講師・RYT500。オンライン&対面レッスン、指導者養成のほか、ヨガ関係の通訳・翻訳も行う。
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