【立ったまま前屈するだけ】力みやすい人におすすめ!自分の体の重さを使った全身ストレッチ
「余分な力を抜いて!」ヨガやストレッチのクラスで、よくこんな言葉を耳にしませんか?でも、実際には、力を抜くことや筋肉の緊張を解くことは、意外と難しいものです。今回は、上手に力を抜くことができず、つい力んでしまう人におすすめのストレッチをご紹介します。立ったままで前屈をするだけ!どこでも簡単にできますよ。
上手に力を抜くコツとは?
力を入れることより、抜くことのほうが苦手という人は意外と多いもの。まずは、力を抜く感覚、脱力した状態を体で感じることが大切です。
・手足を引きあうように大きく伸びをしてから、口から息を吐きだして一気に脱力する
・意識して肩にぐっと力を入れて腕を耳に寄せ、脱力してストンと肩を下す
筋肉を緊張させると、その後体は自然に脱力するものです。力の抜き方がわからない場合はこのような方法を試してみるといいでしょう。
脱力してぶら下がるだけ!どこでもできる全身ストレッチ
立って前屈するだけ。自分の体の重みを負荷にして行う全身にアプローチするストレッチです。
やり方
1)足を腰幅に開いて立つ
2)息を吸いながら両手を天井に上げ、大きな伸びをする
3)息を吐きながら、両手を遠くに伸ばして股関節から体を折るようにゆっくりと上体を前に倒す。膝を好きなだけ曲げてお腹と太ももを近づけて前屈する
4)土台となる両足をしっかり根付かせる。肘同士を抱え、股関節から上半身をぶら下げるようにして前屈を深める。前後左右に上体を揺らしてもOK!頭、顔、首、肩などの力を抜いて、深い呼吸を繰り返す
5)両手を開放し、背骨一つ一つを積み上げるようにして、背中を丸めながらゆっくり起き上がる
ポイント
足裏をしっかり根付かせること。背骨を伸ばし、股関節から二つ折りにするようにして深く前屈します。ポイントは体の力を抜くことですが、力が抜けない時は大きなため息をついてみましょう。
また、腿の裏側が硬く前屈が深まらない場合は、足幅を肩幅程度に広げ、膝を思いきり曲げるとやりやすくなります。
まずは短い時間でもOK!上手に力を抜けるようになると、全身が気持ちよく緩んで伸びる感覚を味わえるようになります。
また、急に起き上がるとくらくらする場合もあるので、なるべくゆっくり丁寧に頭を起こすこと。最後に顔を正面に向けるようにすると楽に起き上がることができます。
無理をせず、自分の体の重さを感じながら快適なストレッチをしましょう!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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