【猫背改善】曲がった背中は「反らしポーズ」で元通り!背骨の動きをスムーズにするポーズ2選
パソコンやスマートフォンの操作に集中するあまり、「気づけば猫背になっていた!」という人が増えています。猫背の人は、背骨の一部分である胸椎の動きが悪くなっている可能性大。 胸椎の動きをスムーズにして、姿勢改善を目指しましょう。
胸椎とは
背骨の一部である胸椎(きょうつい)は、12個の骨から構成されています。胸椎には、曲げる(屈曲)、伸ばす(伸展)、傾ける(側屈)、ねじる(回旋)といった動きが備わってます。
また胸椎は、頚椎や腰椎、肋骨などと連携しているため、上半身のさまざまな動きの要ともなっています。
胸椎の動きが悪くなると起こること
胸椎は、長時間のデスクワークや浅い呼吸を続けていると動きが悪くなってしまいます。胸椎の動きが悪くなると、以下のことが起こりやすくなります。
・首や腰に負担がかかる
・呼吸が浅くなる
・腕が上がりにくくなる
猫背改善には「胸椎を伸ばす」ことがポイント
本来背骨は、S字状に緩やかに曲線を描いています。ですが猫背の人は、胸椎が強く後ろにカーブしてしまった状態になっています。
猫背になると首が前に傾いてしまうので、頭を支えるために首に負担がかかってしまい、首や肩こりが発症しやすくなります。また、首の後ろに走っている自律神経が圧迫され、自律神経が乱れやすくなります。猫背を改善するためには、背骨を伸ばす必要があるのです。
体の前側を伸ばして猫背を改善!
ヨガのポーズの中に、背中を反らして体の前側を伸ばす「後屈」のポーズがあります。背骨を大きく動かす動きなので、猫背改善におすすめです。
ポイントは腰を反らし過ぎないこと。胸椎が動きにくいと、ついつい腰で反ろうとしてしまい、腰を痛める原因になるのでご注意ください。
スフィンクスのポーズ
①うつ伏せになります。脚は腰幅程度に開き、かかとより足のつま先が外に出ないように調整しましょう。両腕を曲げて肩の真下にひじをセットします。
②息を吸いながら両手で床を押し、上半身を起こします。顔は真正面に向け、足の甲と脚の付け根で床を押して下半身を安定させましょう。腰に違和感がある場合は、上半身を起こす角度を緩めてください。
③呼吸を続けながら、30秒キープをしましょう。
ベイビーコブラのポーズ
①うつ伏せになり、脚は腰幅に開きます。胸の横に両手を置きます。
②息を吸いながら、両手で床を押し、上半身を起こします。脇を締め、肩を後ろに引き、首をできるだけ遠くに伸ばしましょう。腰だけで反らそうとせず、胸椎でアーチを描くようなイメージで行ってください。
③呼吸を続けながら、30秒キープをしましょう。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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