あぐらで膝が浮いてしまう人は【恥骨のキワ】をほぐすといい?たった30秒であぐらが楽になる方法

 あぐらで膝が浮いてしまう人は【恥骨のキワ】をほぐすといい?たった30秒であぐらが楽になる方法
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伊藤香奈
伊藤香奈
2023-11-09

股関節を柔らかくするためのストレッチは色々しているけど、ガチガチがなかなかほぐれないという方、もしかしたら、とある部位をほぐすだけで、ゆるっと股関節がほぐれるかもしれません!

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意外!ここをほぐすと股関節がほぐれる?

股関節の周りには20個以上の筋肉があります。そのため、1つの筋肉だけほぐせば股関節が柔らかくなる、というのは難しい話。しかし、今回ご紹介する部位は、初めてほぐす!という方が多い部位。それは「恥骨のキワ」。筆者のオンラインレッスンでも、恥骨のキワのほぐしを取り入れたところ、

・こんなところをほぐしたのは初めて!

・ここが硬くなっているなんてビックリ!

・一気に股関節が柔らかくなって驚いた

・左右の硬さの差を感じた

など、喜びと驚きのフィードバックがありました。

恥骨のキワをほぐすメリットとは?

恥骨には、様々な筋肉が付着しています。股を挟んで上部は腹筋群。下部は内転筋群。そして恥骨をまたぐように腸腰筋がかぶさっていて、恥骨の内側は骨盤底筋群や内臓も近いと、多くの筋肉が集まっているジャンクションのような場所。

恥骨周りの筋肉図_伊藤香奈
恥骨の上は、四層になっている腹筋がすべて集まっている
(写真右側は外腹斜筋、左側は外腹斜筋をはがした内側にある内腹斜筋、腹直筋、腹横筋が見える)
イラスト by KANA ITO

恥骨周りをほぐすことで多くの筋肉にアプローチできるほか、特に恥骨上部をほぐすことで、骨盤内=内臓をマッサージできるため、血流アップやリラックス等の効果も見込めます。また、筆者のレッスンのフィードバックからの体感として、PMSや月経痛がある方は、左右差が多い、硬いなどのお声が多いです。

恥骨のキワほぐしにトライ!

床に楽に座り、右脚を伸ばした状態からスタート。まずは右側の恥骨のキワからほぐしていきましょう。

やり方

 

1.右の恥骨の上に指を当て、吐きながら少し前屈して、指で押していく(痛くない範囲で)

2.指の位置を右側にずらし、骨盤の内側や、恥骨より指3本分くらい上までの範囲を全体的にほぐす

恥骨のキワほぐし_伊藤香奈
息を吐きながら指を恥骨のキワに入れ込む
photo  by KANA ITO

片脚が終わった後にあぐらになってみると、ほぐした方の膝が床に近づいていたり、ツッパリ感やつまり感がほぐれている感覚があるかもしれません。逆側も同様に行ってみましょう。左右の硬さの差がある場合は、硬い方を少し長めに行ってみましょう。

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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恥骨周りの筋肉図_伊藤香奈
恥骨のキワほぐし_伊藤香奈
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