股関節のつまり感を解消!【無理に開かない&痛くない】股関節柔軟性アップストレッチ
股関節の硬さや動きの悪さを感じてませんか?股関節につまりを感じていると体の不調につながるので、股関節はなめらかに動くようにしておきたい部分です。股関節の動きと聞くと開脚を想像するかもしれませんが、それ以外の動きでも柔軟性はアップします。今回ご紹介するストレッチでつまり感を解消していきましょう。
股関節が硬くなると…
股関節は股関節のまわりの筋肉が弱かったり、座っている時間が長い、運動不足といった生活習慣が原因で硬くなってしまいます。股関節は上半身と下半身をつなぐ重要な関節で、立つ・歩くなどの日常動作に常に関わっています。ですので、股関節が硬くなるとそれらの動作に影響するだけでなく、姿勢の崩れや下半身の血行不良、それに伴う冷えやむくみなども起こりやすくなります。
股関節の動きは開脚のように脚を外側に開く動きだけではなく、脚を内側に閉じる、前後に動かす(膝を上げて太ももを持ち上げる、脚を後ろに伸ばす)などの動きも含まれています。これらの動きをまんべんなく行うことで股関節のつまり感がなく動きがなめらかになり、可動域がアップします。
今回は開脚が苦手な方でもできる今仰向けの体勢で股関節を動かすストレッチをご紹介します。
股関節全体を動かす仰向けストレッチ
股関節の屈曲・伸展
太ももを胸に近づける(屈曲)、脚を後方に伸ばす(伸展)の動きを繰り返してみましょう。
<やり方>
1)仰向けになって両膝を立て、両足は腰幅に開いて足首が膝の下にくるようにする。腕は手の体の横におき、手のひらを下に向ける
2)息を吐きながら両膝を胸の方へ近づけて(両手で膝を抱えてもOK)3呼吸前後キープ。息を吸いながら両足を床に戻す
3)息を吐きながらお尻をゆっくりと持ち上げていく(橋のポーズ)。前ももからそけい部(太ももの付け根)にかけての伸びを意識してここでも3呼吸前後キープ。息を吸いながらゆっくりとお尻を下ろして最初の姿勢に戻る
4)ここまでの動作を何度かくり返す
股関節の外転・外旋
脚を外側に開く(外転)、太ももを外側にねじる(外旋)の動きです。無理のない範囲で行いましょう。
<やり方>
1)膝を立てた仰向けの状態から、左足を前にずらしてお尻から遠ざける
2)右の足首を左の太ももの上に乗せ、できるだけ右膝を前に押し出すようにして股関節を開き、数回ゆっくりと呼吸を続けてキープ
股関節の内転・内旋
脚を内側に閉じる(内転)、太ももを内側にねじる(内旋)動きで、開いた股関節を閉じてバランスを取ります。
<やり方>
1)股関節の外転・外旋のストレッチの姿勢からスタートし、右の足首を左の太ももに乗せた状態からそのまま右脚を左脚の上で組み、両膝を左側へ倒して開いた右の股関節を閉じる。数呼吸キープ
2)終わったら両足を床に下ろして、反対側も同様に行う
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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