ロージー・ハンティントン=ホワイトリーのブランド、“Rose Inc”が世界の注目を集める理由。
毎回日本未発売の海外のビューティブランドを一つピックアップして掘り下げる“噂の海外コスメ”。今回はロージー・ハンティントン=ホワイトリーの“Rose Inc”にフォーカス!
「もともとこのブランドは2018年に立ち上げたのですが、当時すでに多くのセレブリティがビューティブランドを展開していて、市場は飽和状態でした。ですから、私は本格的なローンチの前にSNS上で様々なデータを集約し、顧客ニーズをより細かく分析して把握することを最優先にしました。ですからローンチした時には、すでに私のブランドの哲学や真意がすでに理解されていたため、市場にすんなりと受け入れられたのです」。
イギリス版「Graziadaily」にこう語ったロージーは、数多のメディアのカバーを飾るなど、世界を魅了するモデルとして大活躍中だ。そんな彼女が2021年に立ち上げたビューティブランド「Rose Inc」が、デビュー以来大きな注目を集めている。
ブランドをローンチする際、多くのインキュベーターからパートナーとしての“ラブコール”があった、と語る彼女が今回のビジネスパートナーに選んだのは、2015年当時アメリカのバイオテクノロジー企業「Amyris Inc」の副社長だったキャロライン・ハドフィールド。ロージーがふとしたきっかけでブランドを立ち上げたいと口にしたところ、数週間後にはキャロラインが全てのお膳立てに乗り出していたという。
「モデルの次は、起業家になりたいと密かに思っていた私は、デビュー当時から自分なりのビジョンを持ってこの世界に飛び込みました。ですがあまりにも全てが順調で、まだ夢の中にいるような気分です(笑)やはり、細やかな市場分析と恵まれたパートナーシップが、この成功を引き寄せたのだと思います」。
用意周到にビューティビジネスの世界に飛び込み、ブランドビジネスが軌道に乗った現在もなおこう語るロージー。それでは、早速渾身のブランドの実力をチェックしてみよう。
オプラ・ウィンフリーらセレブリティの間でも愛用者が多いセラムは、ビタミンC、スクワラン、シーフェンネルエキス等厳選された美容成分を配合した軽やかなテクスチャーと浸透性の高さが魅力。オールスキンタイプ対応、使った後の肌はトーンや透明感がアップするのを実感する。
スクワラン等の潤い成分を配合したセラムタイプのリキッドファンデーション。あらゆる人種に対応した豊富なカラーバリエーションはもちろんのこと、使ったその日は“肌がきれい”と言われるほどツヤとヘルシーさが生まれる。
ナイアシンアミドやスクワラン等、目元の肌をリフレッシュしてくれる美容成分をたっぷり配合した軽やかで伸びの良いアイセラム。微細な偏光パールを配合しているから、目の下のクマ等々をバッチリカバーしてくれる。
AUTHOR
横山正美
ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。
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