【自律神経乱れが不眠の原因?】脳を沈静化。副交感神経が優位になり心地よい眠りへ導く「寝落ちヨガ」

 【自律神経乱れが不眠の原因?】脳を沈静化。副交感神経が優位になり心地よい眠りへ導く「寝落ちヨガ」
Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

睡眠は頑張るものではなく、自然と訪れるもの。本来備わっている体のサイクルを取り戻し、良質な睡眠へと導くヨガ&リラクセーションのコツをご紹介します。寝る前の習慣にして、朝までぐっすり眠りましょう。

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心地いい感覚が脳に安心感を与え自律神経を調整

現代社会は便利な半面、気が抜けず緊張状態が続きやすい傾向があります。そのため、自律神経の交感神経が慢性的に優位になり、就寝前になっても副交感神経が思うように働かず、睡眠の悩みを抱えがちだとサントーシマ香先生は言います。
「自律神経のスイッチがうまくいかないときは、心地いいと感じる体の感覚を優先することが大事。そうすることで安心感を得られ『今ここは安全』というサインが脳に送られ、警戒・緊張モードの交感神経優位な状態から副交感神経優位に切り替えることができます。また、呼吸やマッサージなどで心身の緊張を積極的に手放し、自分を癒してあげることも安心感につながり良質な睡眠を得やすくなります」

興奮を静めて寝つきを促すポーズ

壁や、クッション・枕などのプロップスを支えにポーズをとることで安心感を得られ、日中のマルチタスキングな脳を沈静化。副交感神経が優位になり、心地よい眠りへと導かれます。

壁に脚をつけ全身の緊張を一気に取る

交感神経が優位になると“戦う・逃げる”反応が強くなり、緊張感が高まります。戦うことも、逃げることもできない逆転の姿勢で壁に脚をつけると自動的にリラックスモードになり、緊張から解放されます。

HOW TO
お尻の横を壁につけ、半回転しながら両脚を壁に上げる。上半身は壁と垂直になるように真っすぐ伸ばし、両手はラクなところに。余裕があれば、足首を曲げる。(3分)

POINT:膝は曲げてOK。きつい場合は壁からお尻を30㎝ほど離すと安定。

疲れを取って心を静める寝落ちヨガ②
photo by  Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

ARRANGE
痛みを感じないところまで、両脚を開いてキープ。無理して開脚をすると、逆効果になるので気をつけて。

疲れを取って心を静める寝落ちヨガ②
photo by  Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

◎冷やしたピローも快眠効果が
「頭を冷やすと入眠しやすいという海外の研究結果もあります」と、サントーシマさん。お気に入りはオーガニックコットンのアイピロー。冷やしたピローを額や首の後ろに当てて寝るのも効果的。

疲れを取って心を静める寝落ちヨガ②
冷やしたピローを額や首の後ろに当てて寝るのも効果的
photo by  Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

教えてくれたのは…サントーシマ香先生
ヨガ講師、アーユルヴェーダ・セラピスト。オンラインを中心にヨガニードラやムーンサイクルヨガなど、癒し感満載のヨガ講座を開催。忙しい現代人が自分をケアすることがテーマの著書多数。近著に『更年期のヨガ おうちでできるセルフケア』(大和書房)。

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photos by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
hair&make-up by Kyoko Suzuki
text by Minako Noguchi
yoga Journal日本版Vol.84掲載

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ヨガジャーナル日本版編集部

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疲れを取って心を静める寝落ちヨガ②
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