巻き肩が治らないのはお腹のせい?【たった10回・つらくない】肩こり・首こり解消の体幹エクサ
肩こり・首こりがなかなか治らず、痛みが日常化してしまっている方が多くいます。毎月のように整体やマッサージにいっても治らないという方は、肩や首ではなく、「体幹の筋力不足」に目を向けてみて。お腹を鍛えると、意外にも首肩が楽になるかも?
肩こり・首こり・巻き肩が治らない理由は「体幹」?
万年の肩こりや首こりに悩んでいたり、それにより片頭痛を抱えているという方は少なくなありません。整体やマッサージにいくと「肩が固いですね~」や「巻き肩ですね~」という、わかりきった診断と、ちょっとは肩がほぐれるマッサージ。しかし2~3日すると痛みが戻ってくる…そんなサイクルになっていませんか?特に巻き肩という、肩が前に入りやすい姿勢による肩こりや首こりを長年抱えているという方は、肩ではなくお腹や背中周りの「体幹」に目を向けてみると、改善の兆しが見えるかもしれません。
一般的に言われる巻き肩という姿勢は、肩が原因ではなく、お腹の力が入っていないという体幹の筋肉の低下が原因であることも多くあります。
お腹の力が抜ける
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上半身が前に折れ、重力に引っ張られて首が前に出たり、巻き肩(猫背)の姿勢になってしまう
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首や肩の筋肉が常に引っ張られた状態で疲労する&頭が前に倒れないように首や肩周りの筋肉を収縮させ姿勢支えている
巻き肩の姿勢でいる時、首や肩周りの筋肉は、思いっきり引っ張られ伸ばされた状態。重たいものを支えるために縮むことを求められるため、ガチガチに疲労してしまうのです。
肩こり・首こりの解消のための体幹トレーニング
今日ご紹介するのは、肩こり・首こりをほぐしながら、体幹のトレーニングができる一石二鳥の時短エクササイズです。早速行っていきましょう!
1.椅子に浅く座り、膝の間にクッションを挟みます(枕や本など、なんでもOK!挟むものがなければ、膝と膝をくっつけておくだけでもOK)
2.両手の指先を肩あたりに軽く添えて、1で挟んだクッションを軽く押しつぶすように内ももに力をいれてスタート
3.息を吐きながら肘同士をおへその前でくっつけるようにし、背中を丸めて目線はおへそ付近を見ていきます
4.息を吸いながら肘を天井方向に持ち上げ、肘を開いて背中側によりかかるように体をそらせます(カカトが浮かないようにお腹でこらえます。クッションをさらにつぶすように意識できるとなおGOOD!)
5.肘を後ろに回し、息を吐きながら3のポジションに戻ります
3~5を10回繰り返し、10回目でそらせた姿勢を少しキープしてみましょう。
首回り、肩回りを回してほぐしながら、お腹や内ももといった体幹回りを強化できるため、ほぐす&トレーニングが同時にできる万能なエクササイズです!
朝にこのエクササイズを行うと1日体幹のスイッチが入るのでオススメ。「朝、一番最初に椅子に座ったときに絶対にやる!」というルールを作って日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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