【ツボをたった9回叩くだけ】「なんとなく不調」を改善!肺気と心気を整える「ハンド動気功ヨガ」

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【ツボをたった9回叩くだけ】「なんとなく不調」を改善!肺気と心気を整える「ハンド動気功ヨガ」

西川尚美
西川尚美
2022-07-02

やる気が出ない、気分が落ち込む、呼吸が出来ない、なんかモヤモヤ…鬱々な気分の時もありますよね。さらに、湿気や暑さで不快感マックス。そんなときにおススメ、自然にやる気と元気が戻ってくる9回叩くだけの「カンタン動気功」。日々のルーティンにぜひ取り入れませんか?

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生命力エネルギーの大河の始まりと巡りを支配する経絡

「気」(キ、中国ではchi(チー)といいます)とは、私たちが生きるための生命力エネルギーです。ツボはその「気」が出入りする、中医学の治療ポイントです。ツボを叩く=気が「発陳する」(発生する)と考えます。

心身の不調は心身の真ん中からケアを始めることが肝心です。ですので、心臓にパワーを補う心経絡と、生命パワーの源を作り出し、呼吸活動を活発にする肺経絡を叩きます。動気功ヨガは単純で「超カンタン」です。「この世で最も重要な真実とは本当に単純なものである」という先達の賢人たちの言葉にもあるように、カンタンだからこそ繰り返しが大切なのです。

私たちの身体には、生命力エネルギーの大河が12本流れていると中国では考えます。上半身に6本、下半身に6本。そして、その全ての大河は指先から始まり足指に終わります。指先を刺激することはとても効果的なワークです。その12本の大河の上にツボポイントは365ポイントほどある、とも言われます。一年の日数と偶然同じくらいの数ですね。

そしてその大河はお互いにつながっており、体中を毎日巡り、順々に身体の部分部分を修復していってくれ、1年かけて少しずつ良くなっていきます。12本の大河。1年は12か月。なにやら偶然が偶然を呼びますね。そして、12本の大河の巡りの始まりは、肺の経絡(気の「大河」=「経絡」(けいらく、とよみます)。そして心臓に関係する経絡(心経絡・心包経絡)。呼吸と血液の巡りを支配する経絡です。ツボの位置を見ていきましょう。

ツボのポイント

曲池(キョクチ)・尺沢(シャクタク)

lung
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極泉(キョクセン)・少海(ショウカイ)

ツボ
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曲沢(キョクタク)  

心包経絡
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手のひらのツボ

手のツボ
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これらの呼吸と血液の巡りを支配する経絡の滞りを解消していくことで、呼吸が深く長く十分できるようになれば、脳に酸素がいきわたり、気分も改善します、自然にやる気と元気がやってきます。そして、心臓の働きがどんどん良くなれば、全身にくまなく血液が配給され、筋肉も柔軟に動くようになるでしょう。

脳がすっきりしたら、思考もクリアに。ゴールや目標がはっきりと明るく見えるようになれば、もうこっちのものです! やる気に満ち、イキイキとした自分が戻ってきます。ヨガマットの上で足を踏み込みたくなるし、逆立ちしたくなるし、マットの外で自分らしさを堂々と表現できるようになります。

ツボタップ

脇から腕、手先にかけて、それぞれ「肺経」(Lung肺 meridian経絡)「心経」(Heart心臓 meridian経絡)「心包経」(Pericerdium心膜 meridian経絡)があり、呼吸器官、循環器官系統(心臓機能、血流)に良い気を流してくれます。呼吸でより多く酸素を取り込めるようになり、血液循環機能でその酸素が全身に循環します。ツボタップだけで、まずは頭や身体の感覚が軽くクリアになり、動きやすくなるはずです。

やり方

①    マットの上に座ります。足指先を立てて座れば効果アップです。(無理をしないようにしましょう。)

②    9回、手を叩きます。(指先、「十宣」と、各経絡のツボ。手のひら「労宮」のツボ)

9回叩く
photo by Naomi Nishikawa

③    9回、肘の内側を叩きます。曲池、尺沢、曲沢、少海のツボを刺激しましょう。

9回叩く 肘
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④    9回、脇を叩きます。極泉のツボを刺激しましょう。

わき
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⑤    両手、肘、脇、と繰り返し9回ずつ叩きます。

ポイント:2分間続けてみてください。不調感が強いときは軽く5分から10分続けてみると気分がガラッと入れ替わるでしょう。

センタリング動気功呼吸

インド、中国、日本でも、やる気が出ない時の多くは自分の中心軸やその大元の「臍下丹田」(覚悟ができると「はら」が決まる、といわれる「腹チカラ」の場所)にが「原気(元気)」が充実してない時、と考えます。
気功の世界では、気とは、意識をするとそこへ気も集まるので、臍下丹田に気が集まるとイメージしながら「周囲にある気」を呼吸と手の動作で「臍下丹田」に招き入れます。そして、深呼吸することで、気持ちも鎮静して安定していきます。

やり方

①   座りなおして、 手を下腹部(丹田)に当てます。右手を横から回し上げ(吸う)、頭の上に来たらゆっくりと上半身の正中線を通るように、柔らかく手を下腹部まで下します(吐く)。

呼吸法
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呼吸法
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②    手を入れ替え、左の手を、横からゆっくりと回し上げ(吸う)、頭の上に来たらゆっくりと上半身の正中線を通るように、柔らかく手を下腹部まで下します(吐く)。繰り返します。(2-10分を目安に、心地良い範囲で繰り返し同じ動きを行いましょう)

呼吸法
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呼吸法
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③  気のボールをつくって感じてみましょう。

④  両手を横から上へ回し上げ真ん中に下します。3回繰り返します。

ポイント:ゆっくりと繰り返すことで、思考もゆっくりと静寂さを取り戻し、瞑想状態に入ります。正中線にエネルギーが下りてくるのをイメージして、下腹部にあるといわる「丹田」に生命力エネルギーが満ちてくるのを感じてみましょう。

4方向の陰陽呼吸法:タオイストの呼吸

陰ヨガ創始者ポールグリリーのメソッド。呼吸法と両手の動きを大きくして、背骨を前後に動かし、脊柱の柔軟さが得られます。大きく呼吸し、大きく背骨を動かすことで、生命力エネルギーが流れ、気を熱く感じることができるでしょう。

やり方

①    安定して座ります。両手を両側横から回し上げ(吸う)、両脇に向かって手のひらを外側に見せながら、両手を押し出します。(吐く)

タオイスト
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②   ①と同様に、両手を両側横から回し上げ(吸う)、両手を、今度は、胸から前方に押し出します(吐く)

前に
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③   ①と②をもう一度行います。

④   上半身をマットに前屈し、チャイルドポーズ。(休む)(1サイクル終了。)

休む
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⑤   ゆっくりと起き上がり(吸う)、①から③までをもう一度行います。

⑯   上半身をマットに前屈し、チャイルドポーズ。(休む)(2サイクル終了。)

休む
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⑰    <収功>3回、両手を回し上げ、丹田まで下す

まんなか
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たんでん
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⑱    目を閉じて、味わう

ポイント:いつもより時間をかけてじっくり行っていきましょう。イマココのご自身の体調や心の状態を観察しましょう。時間は目安ですので、自分が気持ちいいと思うだけ行ってください。

叩くだけの簡単なメソッドなので、是非トライしてみてください!試してみて、感じてみて、少しずつ少しずつ変わっていく自分をみつけてください。

※鋭い痛みは危険な信号です。すぐに専門医療機関の医師にご相談ください。無理をして骨折や筋違いなどしないようご注意ください。

動画で動きを確認したい方はこちら

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AUTHOR

西川尚美

西川尚美

西川尚美 サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座 開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師 、介護予防運動指導員 著書「朝ヨガ夜ヨガ」宝島社 DVD「陰ヨガ for beauty & healing」

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