【更年期のつらいホットフラッシュ、どうすればいい?】いつでも押せる「ツボ」で汗を止めよう
更年期の症状といえば「ホットフラッシュ」といちばんに思いつくほど、更年期症状の代表である「ホットフラッシュ」。突然熱さを感じ、汗が大量に出るといった症状が現れます。時間も場所も関係なく起こるこの症状、すぐにこの汗を止めたい!と焦ってますます汗が出る…なんてことも。実は、汗をすぐに止められるツボが存在します。今回は、ホットフラッシュがなぜ起こるのか、また、発汗をすぐに止められるツボについてご紹介します。
ホットフラッシュとは?
先日このような質問をいただきました。
「ホットフラッシュがあります。時間も場所も関係なく突然汗が吹き出るので、汗を拭きながら仕事しています。何かよい対策はないでしょうか」(50代女性)
更年期といえば「ホットフラッシュ」とよく言われるほど、更年期に現れる症状の代表格です。主に上半身、特に胸から頭にかけてが突然熱くなったり、顔が急に火照って赤くなったり、驚くほど大量の汗をかいたりするという症状です。
ホットフラッシュは、更年期に起こる「自律神経」の乱れから起こります。
自律神経は、体温や血圧、心拍、消化など、生命活動の根幹を一手にコントロールしている重要な神経。自律神経には2種類の神経があり、活動時や緊張・興奮したときにオンになるのが「交感神経」、リラックスしたときや眠っているときオンになるのが「副交感神経」です。この2つの神経の働きのバランスが乱れると、暑くないのに「暑い」と脳が勘違いしてしまい、ホットフラッシュの症状が現れるのです。
困ったことに、ホットフラッシュは時間や場所など、私たちの生活のシチュエーションを選ばず突然起こります。特に、強いストレスを感じた時や、過度に緊張した時は症状が出やすくなります。今は大事なシーンだからホットフラッシュを止める、といったコントロールはできないわけです。
また、汗は人から見えるもの。周りから見て「あの人、更年期だな」とわかってしまうのが二重でつらいという声もあります。このとき、「更年期だから仕方がない」と思うのではなく、自分でも汗を止められる方法があることを知っていると、心に余裕が生まれます。その方法のひとつが、顔の汗をすぐに止めてくれるツボを押すことです。
AUTHOR
永田京子
株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
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