【更年期のつらいホットフラッシュ、どうすればいい?】いつでも押せる「ツボ」で汗を止めよう


外出先でもこっそり押せる2つのツボで汗をすぐに抑える
顔や上半身に出る汗を止めるのに効果的なツボを、2つご紹介しましょう。
1つ目は「屋翳(おくえい)」。バストトップと鎖骨を結んだちょうど中間地点にあります。左右にありますので、このツボを指2本でグーッと2分程度押します。痛みを感じるほど強く押す必要はなく、「痛気持ちいいな」と感じるぐらいの強さで押しましょう。
もうひとつのツボが「大包(だいほう)」。みぞおちの真横、脇から真下に降りたところに、左右にあります。ここも屋翳と同様、2分程度グーッと痛気持ちいい位の強さで押しましょう。

実は、この2つのツボ、周りからはわからないように押すことができます。まずは腕を組むふりをして、中指で大包を、親指で屋翳を同時に押します。左手で右側のツボ2つ、右手で左側のツボ2つを同時に押す形です。
この方法であれば、「ホットフラッシュがきた!」と思ったら、外出中でも、オフィスでも、どこでも、家の外でも、仕事中でもすぐにツボ押しで、症状を和らげることができるので、ぜひ覚えておきましょう。

メイクで汗が流れ落ちると困る舞妓さんや舞台俳優のなかには、帯などを巻くときにこのツボが押さえられている状態に巻いて、顔や脇の汗を抑えている人もいるそうです。このツボの効果のほどがよくわかりますね。
ただ、これらのツボは、ふだんからホットフラッシュが起こったらすぐに押すということはおすすめできません。
「半側発汗」と言われますが、人間の体はどこかを圧迫して汗を抑えると、その反対側にあたる部分から汗が出てくる仕組みが備わっています。このツボを押すと顔や脇の汗を抑えることができますが、ほかの部分にもっと汗をかいてしまうことがあるのです。そのため、ここぞと言うとき、例えば仕事中などで今は顔に汗をかきたくないというシチュエーションや、今メイクが流れてしまったらまずいといった時に、押すようにしましょう。
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