その不調…浅い呼吸による「隠れ酸欠」が原因かも!?姿勢を正し呼吸の質を高める「ヨガポーズ」
デスクワークによる猫背や巻き肩などの姿勢不良、ストレス…現代の私たちの呼吸はどんどん浅くなっています。これが様々な不調の原因に。今日はそんな呼吸の質を高める方法のお話です。
毎日当たり前にしているはずなのに、いつの間にか浅くなってしまう呼吸。まずは、原因からみていきましょう。
【首を前に倒す姿勢が長い】
現代ではスマホやパソコンを見る習慣があります。一日中仕事でパソコンを見続け、仕事が終わったらスマホを見る……そんな生活の方も多いのではないでしょうか。スマホやパソコンを習慣的に見る癖がついていることにより、猫背の状態となり、さらに運動不足になると、肺が圧迫されて横隔膜が思うように動かなくなるため、呼吸が浅くなってしまいます。
【ストレス】
ストレスも原因のひとつ。ストレスに直面すると交感神経が優位な状態になり、無意識のうちに【吸う】ことがメインの呼吸になってしまいます。逆に、リラックスした状態では副交感神経が優位な状態になり、【吐く】ことがメインの呼吸になります。呼吸が浅いとカラダに十分な酸素が取り込めず、
■ イライラする
■ 老廃物が溜まりやすくなる
■ 血の巡りが悪くなる
■ 代謝が落ち、太りやすくなる
■ むくむ
■ 肩こり
■ 姿勢不良
■ 疲れやすくなる
■ 声が小さくなる・聞き取りづらい声になる
など、様々な不調につながります。心と体を元気に保つには、自律神経がバランスよく働いた状態であることが大切です。自律神経は自分の意思にかかわらず働く神経であり、心臓を動かす、汗をかく、そして呼吸するなどを支配しています。
一方で、呼吸は意識的に【深く吸う】など自分の意思でコントロールできます。ストレスがたまると交感神経が優位になり、呼吸は浅くなりがちです。またマスクにより呼吸が妨げられていると、たとえストレスがなくても、体がストレス状態だと勘違いしてしまうことがあります。意識的に深い呼吸を行い、酸素をたくさん取り入れることを習慣にしてみましょう。深い呼吸は心身をリラックスさせ、副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整えることにもつながります。
呼吸は肺を取り囲む肋骨とそのまわりの筋肉が動くことで成立しているため、呼吸の質には筋肉の状態が大きく影響しています。呼吸法を意識する前に、まずは深い呼吸ができる体づくりが重要です。テレワークや家事の合間に、肋骨まわりを緩めるケアをぜひ取り入れてみましょう。
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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