簡単そうで難しい?どんな効果がある?もう一度見直したい基本の「山のポーズ」

 簡単そうで難しい?どんな効果がある?もう一度見直したい基本の「山のポーズ」
Adobe Stock

立位の基本姿勢ともいわれる、山のポーズ(ターダーサナ)。ただ何となくやっている、どんな効果があるのかピンとこない…そんな人はぜひ再確認してみましょう!

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まず普段の立ち姿勢をチェック

ケガなど体に不調がなければ何も考えなくても立つことができるので、日常生活で全身を意識しながら立ったり、正しい立ち方そのものを意識することは殆どないかもしれません。だからこそ気づかないうちに姿勢が乱れていたり、悪い癖がついたりしやすいもの。次のようなことが当てはまったら一度自分の立ち方を見直した方が良いかもしれません。

・鞄をいつも同じ方の肩にかける、荷物を同じ方の手で持つ癖がついて片足に体重がかかっていることがある。

・両足に体重がかかっているけれど、足の内側(親指側)または外側(小指側)に体重がかかっている(靴の一部がすり減る)。

・スマホ利用の影響で猫背になり、気がついたら目線が斜め下を向いている。

ヨガの基本の立ち姿勢、山のポーズ(ターダーサナ)は「立ち方」そのものの練習になり、脚の強化、骨盤の位置を整える、姿勢の改善などの効果が期待できます。いつでもどこでもできるヨガポーズの一つなので、ポイントを押さえながら行ってみましょう。

山のポーズ(ターダーサナ)のやり方

足元から頭頂へと順番にポイントを確認していきましょう。

山のポーズ
Photo by Yoga Journal US

1. 足を揃えて立つ。両足の親指をつける。
足の裏、親指の付け根、小指の付け根、かかとの両端の4点で均等に床を捉える。重心が一部にかからないように。

山のポーズ_足の裏
illustration by illust AC

2. 膝を正面に向けて太ももを軽く引き上げる。
脚をまっすぐにしようとして膝の裏を伸ばしきらないように注意し(膝の過伸展を避ける)、膝がほんの少しゆるんだ状態で立つ。

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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山のポーズ
山のポーズ_足の裏
骨盤前傾と後傾
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