コブラのポーズ|腰を痛めないために避けたい3つのこと
腰痛を引き起こす原因
1. 背筋を使っていない
コブラのポーズでは慣れていないうちは両腕の力にばかり頼ってしまいますが、背筋に意識を向けることがポイントです。背筋がないと思っていてもその部分に意識を向けることでも体の動かし方に違いがでてきます。腰痛は背筋が衰えることでもおこります。背筋を使う感覚がわかりにくい場合や、どうしても腕の力に頼ってしまう場合はバッタのポーズを練習して少しずつ慣れていきましょう。
バッタのポーズのやり方:
1. うつ伏せになっておでこを床につけ、腕は手のひらを上に向けて胴体の横に。
2. 息を吸いながら、胸、腕、足を持ち上げる。指先とつま先(特に足の親指)を後ろにしっかり伸ばす。
3. 目線を正面に向け、顎はあげすぎず首の後ろのスペースを保てるようにする。
4. 3-5呼吸を目安にポーズを保ち、最後の吐く息が終わったらゆっくりとうつ伏せに戻る。
※ 上半身が高く上がらなくても大丈夫です。背筋を使っている感覚を得ることを優先しましょう。
2. 腰を反らせることだけを意識している
コブラのポーズだけでなく後屈のポーズ全般で、腰の一点から反らせて腰を痛めてしまうことが少なくありません。後屈は見た目では腰が反れていますが、胸を開く動きもしています。意識を腰に向けるとその部分に余計な力が入って腰に負担がかかります。
意識を腰ではなく体の前面に向けて気持ち良く伸ばすようにしましょう。上半身を少しだけ起こすベビーコブラのポーズをして体前面の伸びや胸の開きを感じる練習をするとよいでしょう。
3. 脚を使っていない
上半身だけを動かして脚はマットの上でだらんとお休み…となりがちですが、下半身を床にしっかりと安定させて土台を作り上半身を起こします。太ももの裏側(ハムストリング)を働かせて、膝が真下を向いて足の甲が床から離れないようにしましょう。
後屈のポーズで体に負担をかけずに効果を得るためにこうしたポイントに気をつけながら行うようにしましょう。既に腰痛の症状がある人は状態に応じてポーズを避けるなど、無理をしないように行ってください。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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