【練習法マンネリ化していない?】ヨガ指導者のための「ポーズをうまく並べるシークエンス」組み立て方
一点集中
ウォームアップに太陽礼拝を3〜5回繰り返す
1.アンジャネーヤーサナ(ローランジ)
アドームカシュヴァーナーサナ(ダウンドッグ)から右足を右手の外側に踏み出す。胴体と両腕が右足の内側にくるようにする。両肘を曲げ、前腕を床に下ろす。尾骨を胸郭のほうにすくい上げ、背骨を伸ばし、腹部を引き上げる。左足のかかとを後ろに押し出す。5~8回呼吸する間ホールド。反対側も同様に行う。
2.パールシュヴォッターナーサナ(側面を強く伸ばすポーズ)
ダウンドッグから、右足を両手の間に踏み出す。左足先をやや斜め前に出し、かかとを内側に向ける。指先か手のひらをマットかブロックに下ろし、胸部を引き上げ、前の脚の膝を伸ばす。胸部を引き上げて背骨を伸ばしたまま1~2回呼吸する。次に、前の脚の上に体を倒しながら、腹部を太腿から遠ざけるように引く。5~8回呼吸する間ホールド。反対側も同様に行う。
3.ウッティタートリコナーサナ(三角のポーズ)
マットに対して横向きになり、ターダーサナ(山のポーズ)で立つ。息を吸いながら、ジャンプするか片足を踏み出して両足を十分広げる。左足をやや内側に向け、右脚全体と右足先を90度外側に向ける。右足のかかとと左足の土踏まずが一直線になるようにする。吸う息で、両腕を肩の高さまで伸ばし、両膝を伸ばす。吐く息で、右脚のほうに体を倒していきながら、右手を床かブロックの上に下ろす。お尻の右側を下げ、下腹部を引き上げ、胸部を上に回転させる。5~8回呼吸する間ホールド。反対側も同様に行う。
4.ヴィーラバッドラーサナⅢのバリエーション(戦士のポーズⅢ)
ウッターナーサナ(立位前屈)から、胴体を引き上げ、背骨を伸ばして床と平行にする。体重を右足に移して、左脚を腰の高さに上げる。このとき、骨盤の前面と胴体を床に対して平行に保つ。両肘を曲げて、上体でチャトランガの形をつくる。5回呼吸する間ホールド。反対側も同様に行う。
5.チャトランガダンダーサナのバリエーション(四肢で支える杖のポーズ)
四つん這いの姿勢から、ブロックをいちばん高くなるような置き方で両手の前に置く。プランクポーズに移る。体を床から離すように床を押しながら、肩を耳から遠ざける。息を吐きながら、両肘を曲げ、体をやや前方にスライドさせてから下げてチャトランガに入る。肩をブロックに近づけるが、ブロックには触れないようにする。5回呼吸する間ホールド。四つん這いに戻る。
別の方法として、プランクの姿勢で、タオルか(スライドディスクなどの)スライダーの上に足をのせてもよい(スライダーを床の上で使えるようにマットは折り曲げる)。そこから体を下げてチャトランガに入る。体を前に移して、両足を約3㎝前にスライドさせ、次に約6㎝後ろにスライドさせる。3~5回繰り返す。
6.四つん這いのバリエーション(ハムストリングスカール)
四つん這いの姿勢から片足を上げ、膝を曲げてハムストリングスと臀筋を働かせる。上げた脚を真っすぐ伸ばす。骨盤と背骨を真っすぐに保ちながら、膝の曲げ伸ばしによるハムストリングスカールを3~5回繰り返す。以上を反対側でも行う。ポーズを進展させたい場合は、両肘を曲げて体を下げてチャトランガに入る。上げた脚の膝は曲げても伸ばしてもよい。5回呼吸する間ホールドしたら、反対側でも同様に行う。
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