「足全体がなんとなくだるい…」梅雨時期特有の"足の重だるさ"を解消する簡単壁ヨガ3ポーズ
足のむくみや重だるさを感じる人は多いですが、梅雨の時期も体がむくみやすくなります。仰向けのままで楽にできるヨガで足の疲れやむくみを解消してみませんか?
低気圧による影響
梅雨の時期は低気圧の影響で自律神経が乱れやすく、それによって血液を含めた体内の水分がうまく循環しなかったり、雨で外出が減って歩く機会が減ることでむくみの原因になります。晴れの日が少ないと何となく気分が冴えず、体を動かすことがおっくうに感じてしまうこともあるでしょう。体を動かすのは面倒、でも重だるな足はどうにかしたいという人におすすめの壁を使ったヨガをしてみましょう。
脚を壁に上げたポーズをしてみよう
効果
足を高い位置に置くことで血液やリンパの巡りが促されて脚の疲れやむくみを解消する効果があります。また、座って行う時よりも股関節まわりのストレッチがやりやすくなります。
準備
壁の前にヨガマットか折りたたんだブランケットを敷きます(ヨガマットの短い方を壁につける)。硬い床の上で行う場合はヨガマットの上にブランケットを敷いて厚みをつけると心地よく仰向けの状態でいられます。
壁に脚を上げるポーズ(ヴィパリタカラニ)
やり方:
1. 片方のお尻を壁につけて座った状態から仰向けになって脚を壁にあげ、お尻を壁に近づけた状態を保つ。
2. 両腕は胴体の横に置いて手のひらを上に向け、肩を耳から遠ざけるようにする。床によっては手の下にもタオルやブランケットなどを敷いて手の甲も心地よく休めるようにする。
3. 目を閉じて3-5分程キープする。
開脚
座って行うと背中が丸くなって姿勢が崩れがちですが、仰向けでは背中が平らなまま自分のできる範囲で脚を開くことができます。
やり方:
1. ヴィパリタカラニが終わったらそのまま足を横に開く。大きく開こうとせず脚の重さに任せるだけにして2-3分ほどキープする。
2. 終わったら両手で太ももの外側を支えてゆっくりと脚を戻す。
片脚を曲げる
開脚の後は脚を閉じる動きもしておきましょう。お尻周りもストレッチされます。
やり方:
脚を伸ばした状態から右膝を曲げて右の足首を左の膝の近くに乗せ、両脚で4の字を作ってポーズをキープ。終わったら右脚を伸ばして左脚を曲げて同様に行う。
終わったら両膝を抱きかかえ、背中を床の上でマッサージするように左右にゆっくりと揺れてから起き上がる。
ポーズ中は足先の冷えに注意
部屋の中が寒くなくてもポーズの最中に足先に冷えを感じることがあります。特に冷え性の人はしめつけの少ない靴下を履いたり、足のまわりにタオルをかけておくなどして、足先を冷やさずに心地よくいられるようにしましょう。
一度仰向けになってしまえばあとは脚を動かすだけなので楽に行うことができます。重だるさは放置せずにこうした簡単ヨガでこまめにケアをしてみてください。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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