筋膜が硬いと体はどうなる?【筋膜の専門家に聞く筋膜リリース】筋膜リリースを正しく行うべき理由


自宅でのセルフケアにも取り入れやすく人気が広がっている筋膜リリース。その筋膜について、もう少し詳しく知ってみませんか?理学療法士でもあり、筋膜の専門家として学会等でも発表も行っている筋膜セラピストのさとしさんに、筋膜についてわかりやすく教えてもらいました!
自己流の筋膜リリースは良くない?
医療や美容、フィットネス、ヨガなど幅広く認知されてきた筋膜。オンライン時代になり、筋膜リリースなど筋膜を自宅でセルフケアできる機会が増えました。一方、筋膜や筋膜リリースについて自己流でやりすぎると、逆に体を痛めてしまう可能性も。「筋膜って何?」「どうアプローチするのがいいの?」を専門家に優しく教えてもらいました!
筋膜が硬いと疲れやすくなる!
まず筋膜は、筋全体を覆っている筋外膜、いくつかの筋線維を束ねて覆っている筋周膜、さらに筋線維1本1本を包む筋内膜との3種類に分けられます。さらに筋膜という名前から誤解されがちですが、筋肉を包むだけでなく骨や内臓、血管など様々な要素を包み込んでいます。その中でも筋肉を包んでいる筋膜は、筋肉と隣同士にあるため、お互いが深く影響しあっています。筋膜が固くなれば筋肉も固くなるし、その逆もあり得るということです。
例えばヨガのポーズをとるとき、体を動かそうとすると筋膜と筋肉は上下左右に動いて力を伝え合います。その力が骨に伝わることで関節が動き体が動く(=運動が起こる)という仕組みで体が動いています。筋膜が固くなると、この力を伝える動きが効率的に行えず、動きが悪くなったり疲れが起こりやすくなるのです。
筋膜をほぐそう!
筋膜の仕組みが分かったところで早速筋膜ほぐしにトライしていきましょう!
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教えてくれた人:川口 さとし/ 理学療法士。Fascia(筋膜)の専門家として全国医学会、理学療法学術大会にて筋膜の学科発表も行う。
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