痛い筋膜リリースは逆効果?【筋膜のプロに聞く】やりすぎない筋膜リリースのコツとは
最近人気の「筋膜リリース」ですが、ほぐす場所によってはかなりの痛みを伴いますよね。実は痛すぎる筋膜リリースは、逆効果を生むこともあります。筋膜リリースのコツを、筋膜の専門家「筋膜セラピスト」に教えてもらいましょう!
痛い筋膜へのアプローチは逆効果?
最近人気の筋膜リリース。フォームローラーや筋膜リリースボールを買って「自宅でYoutubeを見ながら試してます!」なんて方も多いのではないでしょうか?筋膜リリースは、簡単・ラクチンでほぐしの効果を感じられる一方、やり方を間違えると逆に筋肉を硬くしてしまうこともあるのだとか。筋膜の専門家に正しいやり方を教わって、筋膜リリースの効果をさらにアップしていきましょう!
2つの効果的なアプローチのポイント
筋膜リリースを自宅で行う上で、初心者でも知っておきたいポイントは2つ。今すぐできるポイントなので、早速取り入れてみて!
1)面でアプローチする
筋膜リリースで効果を出すために重要なことは、筋膜や組織を傷つけないこと。例えば肩こりなどで肩の筋膜にアプローチしたい場合、皮膚の上からぐーっと押して筋膜にアプローチしていきますが、実は筋膜にたどり着く前には皮膚のほか、脂肪、血管や神経など様々な組織にも触れていきます。指先の他、細い指圧器具などで強く押すと、それらを傷ついてしまう可能性もあるのです。傷つけることなく筋膜リリースの効果を出していくために必要なことは、指先ではなく指の腹=面で圧をかけていくことが大切です。
面でリリースするコツを動画でチェック!
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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