【辛くて苦しいときのヨガ】不快な感情を手放そう!自分自身を許すための練習法
ヨガジャーナルアメリカ版の人気記事を厳選紹介!不快な感情を手放そう。自分自身を許すことができれば、真の解放が見えてくる。
誰かに憤りを感じたり、自分がしたことを恥じ入ったり、失恋の痛みから自分を守ろうと鎧で身を固めたりして心が乱れたことが誰にでもあるはずだ。人間は痛みを避けるために極端なことをするが、不快な感情は自分が変わって真に成長するのを支えてくれるものでもある。このシークエンスはヒンドゥー教の慈悲の女神ターラーの力を呼び覚まして、不快な感情に向き合うのに役立つようにつくられている。股関節、ハムストリング、胸部を静かに開きながら、許しと自分への思いやりをもたらす秘薬を手に入れよう。憤りや自責の念、恐れによって生じた硬さや壁を取り払うと、この秘薬が自由に体内を流れ始める。このシークエンスは簡単ではないかもしれないが、少しでも努力してみよう。その価値はある。結局、自分自身とほかの人を許すことができるまで、真の解放を経験することはできないのだ。
1.インドゥダーラーサナ+チンムドラ(座位の三日月のポーズ)
楽な姿勢で座り、アンジャリムドラ(合掌)を組む。ここで、この練習を通じて許しによって自分を救う意志を明らかにしよう。息を吸いながら脊柱を伸ばす。息を吐きながら、左側に体を倒し、左手を床に下ろす。右手でチンムドラ(人差し指と親指をつなげる意識の印)を組んで、気品ある動きで右腕を頭上に伸ばす。息を吸いながら、上体を中央に戻し、右側も同様に行う。これを呼吸に合わせて数回繰り返す。ウジャイ呼吸(別名、勝利の呼吸または海の呼吸)の潮の流れのようなリズムに浸りながら、自分自身が「よどみない許しの流れ」になっていると想像しよう。
2.アドームカシュヴァーナーサナ+シャクティの波(ダウンドッグ+女性的エネルギーの波)
ダウンドッグに入る。怒り、責める気持ち、恥じる気持ちを解き放つ意志を明らかにしよう。かかとを上げて膝を曲げ、脊柱全体、腰、脚を使って水のように動いてみよう。脊柱を波状に動かしながら、「思いやりの大海」であるインドの女神・ターラーを思い浮かべよう。次に、波の向きを逆転させて動く。ウジャイ呼吸をする。1~2分間続けたら動きを止めて、ダウンドッグで休んで体の内側の波に浸る。波のような動きは、「許しの流れ」を遮っている淀んだエネルギーを解き放つのに役立つ。
3.バーラーサナとブジャンガーサナの波(チャイルドポーズとコブラのポーズの波)
ダウンドッグから股関節を後ろに引いてチャイルドポーズに入る。膝は合わせておく。腕をそっと前に伸ばす。息を吸いながら、上体を前方に移動させて巻き上げながらコブラのポーズに移る。肩を後方に固定して、肩甲骨の最下部を胸郭の裏側に入れる。息を吐きながら、床を押して背面を丸め、脊柱全体を動かしてチャイルドポーズに戻る。ダウンドッグ~チャイルドポーズを繰り返す。前に向かって息を吸いながら脊柱を伸ばしてコブラのポーズに入り、後ろに向かって息を吐きながら脊柱を伸ばしてチャイルドポーズに戻る。数回または好きなだけ繰り返す。このヴィンヤサによって胸部の前と後ろにある「抵抗の場所」がゆるんでくる。
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