心を癒す幸せホルモンはヨガで増やせる?【疲労回復とヨガ#13】
不足した幸せホルモンはどうやって増やす?
このように、日常の中で心が疲れてもバランスを取り自らを回復させる力が働くことで、心は自然と癒されます。しかしながら問題なのは、ストレスや疲労が蓄積されてしまった場合です。ストレスや疲労が強すぎると、セロトニンの分泌量は減りその働きは制限されてしまいます。結果的に、心のバランスを保つことが難しくなってしまうのです。前向きな気持ちになれなかったり、無気力になったり、悲観的になってしまったり。そんな状態に陥ってしまうのは、セロトニンの分泌が制限されて不足していることが原因かも知れません。
心を癒し安定させるために、ぜひセロトニンの量を増やしたいものですね。それにはどんな方法があるのでしょうか?
セロトニンの分泌を促す方法は、主に3つあります。
・太陽の光を浴びる(特にオススメは朝)
・セロトニンが合成されるために必要な栄養素を摂る
(トリプトファン・ビタミンB6・炭水化物)
・リズム性のある運動をする
(歩く・噛む・リズム性のある運動など)
ヨガの動きはリズムに溢れている!
幸せホルモン・セロトニンの分泌を促すには、『リズム性のある運動』が効果的だとお伝えしました。ヨガの動きには、この『リズム性のある運動』が多く含まれます。
ヨガの練習をしていると、身体がリズムに溢れていると感じることがあります。クラスの始まりに目を閉じ、呼吸を観察する時間を設けることがよくありますが、呼吸は正しくリズム性を持った運動です。吸う息と吐く息を観察してみると、胸やお腹で絶え間なくリズムを刻んでいることが体感できるでしょう。このリズミカルな動きを観察しているだけで心が落ち着く、といった経験をされている方も多いのではないでしょうか?
更にクラスでは、この呼吸の動きに合わせるように動く練習をしていきます。ヴィンヤサやフローなどと呼ばれ、多くのクラスで取り入れられている動きです。私はヨガ初心者の頃、このヴィンヤサの練習を行うと心が整うことに驚いた記憶があります。理由は分からないけれど心が癒される!と感じていたのです。今思うと、繰り返されるリズミカルな動きによりセロトニンが増えることにより、心が癒されていたのかも知れません。
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