アーサナをサンスクリット語で覚えるべき理由とは
アーサナを生徒さんに教える際に、日本語・英語・サンスクリット語を混ぜて伝えていませんか?また、サンスクリット語の意味を理解せずに名称だけを暗記していることはないでしょうか。インド人講師からサンスクリット語で教えるべき理由を伺いました。
そもそもサンスクリット語とは?
インドなど南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語で、主に文学・哲学・宗教などの分野で広く用いられた言語。現在、日常生活ではほとんど使われていないが、インドの指定言語の一つでもある。(ヴェーダなどヨガに関連する文献がサンスクリット語のため、ヨガで使用する共通の言語となっています)
筆者が日本で初めてヨガクラスに参加した時のことです。日本人の先生がアーサナの解説をする際に、日本語と英語、時折混じるサンスクリット語で説明をしていたので、初心者の私は少しばかり混乱しました。「アルダカーティ・チャクラーサナ」「太陽礼拝」「サンサルテーション」「ダウンドッグ」「下を向いた犬」…3種類の言語がミックスされた解説が続いていきます。他の先生に習った際には、英語がほぼメインで、少しサンスクリット語が混じるなど先生によってアーサナの呼び方がとてもバラバラでした。その時、「3種類の言語で理解するのは大変。統一されればもっとスムーズになるのに」そう思いました。
アーサナの名称を整理してみよう
その後、アメリカを中心に世界中でヨガを教えているインド人講師から「ティーチングをするときには、なるべくサンスクリット語を使うようにしてください。また、その言葉の意味を知るようにしてください。アーサナの名称を日本語だけで覚えていると、たとえば海外で外国人講師からヨガレッスンを受けたり、ヨガイベントでアーサナの名称をサンスクリット語で言われた時に戸惑ってしまうかもしれません。普段、日本語で覚えている動きを、サンスクリット語では何と呼ばれているのかを専門書で調べてみるのも良いでしょう。アーサナの名称とその動きが持つ意味を理解していれば、ヨガに対する学びも深いものになっていきます」そう説明を受けました。
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