働き者でお疲れの脳をケアしよう!ヨガでデジタルデトックス【疲労回復とヨガ#4】

 働き者でお疲れの脳をケアしよう!ヨガでデジタルデトックス【疲労回復とヨガ#4】
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井上敦子
井上敦子
2020-05-25
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目を閉じる

睡眠以外で目を閉じる時間が、あなたの生活の中にありますか?五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)の中で、外側の情報をキャッチする力が一番強いのは視覚です。その割合は、約8割ほどだと言われています。膨大な情報から離れて脳を休めるために、目を閉じる。これは、どこでも行うことが出来る簡単な方法です。

ヨガクラスでも、始まりに目を閉じる時間を設けることが多いのですが、この目的は、意識の切り替えと共に『頭や気持ちを休める』ことです。五感を内側に向けることが、心や思考を落ち着かせる秘訣だと、ヨガの古い聖典にも書かれています。

ほんの1分でも、1日のうちに何回か目を閉じてみましょう。電車で移動しているときや、パソコン作業の合間、または『食後には必ず1分目を閉じる』と決めてみるのも良いでしょう。思考までは休まらないかも知れませんが、思考が忙しいという状態に気がつくことも大切なことです。忙しくてヨガや瞑想の練習までは難しい・・・といった方にも取り入れやすい方法ですね。

吐く息を深く吐き切る

情報過多で脳が疲労しているとき、思考が忙しいときは、ヨガでいうエネルギーは上半身の上部に集まっています。そして、上半身の下部、お腹や骨盤あたりといった部分は力が抜け、エネルギーが弱い状態になってしまっているのです。吐く息を深く吐き切ることは、その希薄になった下腹部へエネルギーや意識を集めていく手助けをしてくれます。

吐き切るコツは、腹部の奥の筋肉を意識すること。お腹を背中に引き入れようとすると肩周りに力が入ってしまうので、おへその奥を軽く背中方向に引き入れてみましょう。呼吸や身体の感覚に集中することで、リフレッシュできるというメリットもあります。

交感神経(興奮している状態で優位に立つ神経)が常に働いている状態が、自律神経の乱れを引き起こす場合が多いのですが、呼吸には自律神経を整えてくれる働きがあります。この方法も目を閉じることと同様に場所や時間帯を選ばないので、1日に何回か行ってみると良いでしょう。夜眠る前だけでなく、日中にリラックスモードに切り替える時間をつくることがポイントです。

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