タバコがやめられない…禁煙したい人に役立つヨガの3つの効果とは?
禁煙したい人にヨガを勧める理由3つ
1.自分と向き合う事で、己の欲を自覚できる
ヨガ哲学に「離欲」という概念があります。文字そのものだけだととてつもない修行をしなければならないようにも思えますが、実際は自分自身の中にわいてくる欲と向き合い、自分の心の在りように気づく練習をしていきます。まずは我慢するのではなく、タバコを吸う欲求に駆られる自分の姿に気づくことが大切です。
2.頑張ることを強制しない
ヨガは本来頑張る、努力するという考え方ではなく、自分の心や体の状態に気づき、認めていくもの。「良い」、「悪い」という判断もしません。例えば禁煙を意志や精神力で行なっているケースでは、常に「頑張り続けている」という感覚となり、たいへんなストレスに襲われてしまいます。そうならないために、ヨガで自分自身を俯瞰するトレーニングをしていくことで、客観的に自分自身を捉えられるようになりストレスを感じにくくなるでしょう。
3.自分の体、心、呼吸を健やかに保ち、安定させる
よくヨガは柔軟体操と思われがちですが、実際は心身を浄化するためのもの。ポーズをとりながら今ある自分の体の感覚と心の状態を観察し、自分自身を安定させる方法を探っていきます。また、呼吸にはプラーナと呼ばれるエネルギーがあるとヨガでは考えられているため、呼吸に対する意識が高まり、より「今の自分の呼吸はどうか」を考えられるようになっていきます。体や心、そして呼吸を大切に考えるのは、これ以上健康被害のリスクを未来に抱えないためにとても重要なことです。
まとめ
今回は、禁煙したい人に役立つ3つのヨガの考え方について紹介しました。禁煙のためにはタバコの欲にかられている自分自身に気づき、決してその欲を抑え込もうとはせず、自分自身の心や体、呼吸にもっと意識を向けていくことが大切です。自分自身にもっと関心が高まれば、タバコによって自分自身を傷めつける行動もなくなっていくでしょう。ヨガを通じて、「自分を大切する」意識を高めていきませんか?
ライター/君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、指導者養成講座を修了しヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年日本ヨーガ瞑想協会講師登録。2019年全米ヨガアライアンスRYT200取得。ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、公共施設にて指導。
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