自律神経にまつわる誤解|過度なリラックスの落とし穴と対策は
優位になった副交感神経を抑え、自律神経のバランスを整えよう
副交感神経が優位になったら、体を動かして劣位になっている交感神経の働きを促し、両者のバランスをとりましょう。自律神経は背骨周辺を通っているので、背骨をあらゆる方向に動かすヨガのポーズもおススメです。
猫のポーズ&牛のポーズ(キャット&カウ)
背骨を丸める動きと反らせる動きを繰り返します。
やり方
1. 四つん這いになる。手は肩幅、膝は腰幅に。
2. 息を吐きながらおへそをのぞき込むように背中を丸める(猫のポーズ・写真上)。
3. 吐いて背中を反らせ、目線をやや斜め上に向ける(牛のポーズ・写真下)。
4. 呼吸に合わせて 2 と 3 を数回繰り返す
ワニのポーズ
背骨をねじるポーズです。
やり方
1. 仰向けになって右脚を伸ばしたまま左膝を立てる。両腕は肩の高さで横に開く。
2. 一度息を吸って、吐きながら左膝を右に倒し、顔を左に向けて数呼吸キープする。
3. 反対側も同様に行う。
ヨガの他にウォーキングやラジオ体操などで体を動かして心拍数をあげるのも良いでしょう。外を歩けば日の光を浴びることで交感神経への刺激にもなります。
バランスが大切
交感神経と副交感神経に優劣はありません。緊張(ストレス)ばかり、あるは休息(リラックス)ばかりと一方が過剰になるのではなく、両者が互いにバランスよく存在するようなメリハリのある生活を心掛けたいものです。休みの日だからとのんびりしすぎず、適度に活動モードのスイッチを入れることも忘れないようにしましょう。
ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラスをしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人に気軽にヨガを楽しんでもらうことを目指す。RYT500取得、リストラティブヨガTT修了。Instagram:@kayoko_yo
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