世界的に有名なティーチャーに学ぼう|ナターシャ・リゾーポラスの場合

Ken Marcou

世界的に有名なティーチャーに学ぼう|ナターシャ・リゾーポラスの場合

ナターシャ・リゾーポラスのヨガのアプローチは、身体的であるのと同じくらい哲学的だ。ボストンのDown Under School of Yogaで指導しているリゾーポラスは、何十年もかけて独自のシステムを生み出し、改良を重ねてきた。生徒たちが体を調整するうえで役立つように、そして仕事から人間関係、キャリアの舵取りから健康面まで、人生を系統立てることができるようにと考案したシステムだ。彼女の話を聞くとともに、チャトランガダンダーサナを組み立てていくシークエンスを体験してみよう。

2人の師から「ヨガへの探求心」を学ぶ

シークエンスをうまく構成すると、生徒はレッスンが終わったときに、エネルギー的にも身体的にも精神的にもバランスがとれていると感じます。

私が最初に受けた指導者養成コースは、アシュタンガヨガを教えていたマティ・エズラティと、アイアンガーヨガのリサ・ウォルフォードのふたりが担当していました。早い段階で、しかもあのように素晴らしい形で、まったく異なるふたつの様式に出会えてつくづく恵まれていたと思います。アシュタンガヨガアイアンガーヨガは相容れないように思えることもありますが、このふたりのすぐれた指導者は尊敬し合っていて、独善的に感じられることは一度もありませんでした。それぞれのヨガの伝統について語り合っていましたが、啓蒙的であり刺激的でした。ふたりとも指導者として決して原理主義者ではありませんでした。

むしろ好奇心に満ちていて、「こういう方法でするのに対し、そういう方法でするとどんな利点があるのかしら」と聞いたりしていましたよ。この探求心こそがヨガそのものです。ポーズやヨガの哲学について意見を交わしていたふたりの姿勢は、今に至るまで私の学びと指導の中に生きています。

私自身が実践したヨガは劇的に変化しました。10年間はアシュタンガを毎日行いました。シークエンスを繰り返し、長い時間をかけて徐々に発展させていくのが大好きでした。最初は不可能に思えたことが、5年後には手が届く範囲に来る。その過程が楽しかったのです。また、呼吸と動きを連動させることや、古典的なヴィンヤサを重視している点も気に入っていました。チャトランガダンダーサナウールドゥヴァムカシュヴァーナーサナアップドッグ)、アドームカシュヴァーナーサナダウンドッグ)ですね。

しかし、やがて文字どおり体がすり減ってしまい、アイアンガークラスに出席することが増えていきました。アイアンガーヨガシークエンスの構成も、プロップスを使う点も、テーマも気に入りましたし、生徒に応じてさまざまにポーズを修正して、全員に決まった型を練習させていない点にも納得がいきました。最終的に、私のホームプラクティスと指導は、アシュタンガアイアンガーの混合スタイルに落ち着いて、レッスンでは何らかのテーマを与えて、プロップスを使い、特定のピークポーズを中心に練習をデザインするようになりました。

photos by Ken Marcou
model by Natasha Rizopoulos
translat ion by Setsuko Mori
yoga Journal日本版Vol.60掲載

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