POSE & BODY
ねじりポーズも楽々決まる「脊柱」の中立点を見つけるヨガポーズ
解剖学は体を正しく使うための手引書。けが予防だけでなく、パワフルかつ効率よく動くためにも役立ちます。そこで「関節の使い方」を一歩踏み込んでご紹介。「関節のニュートラルな位置=中立点」を知ることで、効率よく体幹の力を末端に伝え、安定したヨガポーズをとることができます。教えてくれたのは、理学療法士でヨガインストラクターの中村尚人先生。今回は、スカーサナとパリヴルッタトリコナーサナで「脊柱の中立点」を学びましょう!
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脊柱の中立点を知る
脊柱が前後左右に偏らず、中心で真っすぐ伸びている位置が中立点です。肺全体にバランスよく空気が入るので、呼吸が深く楽に行えます。また、脊柱の可動性が最も高まる位置でもあるので、ねじりのポーズも深まります。
スカーサナの場合
ステップ1:体の中心を感じて坐骨から頭頂までを伸ばす
アーサナの基本・スカーサナは、脊柱の中立点を知るのに最適なポーズ。呼吸のしやすさが正しい位置を教えてくれます。
HOW TO
あぐらになって座り、体の中心を意識して坐骨から頭頂を真っすぐ伸ばす。息を吸ったとき、最も呼吸が入りやすい位置に脊柱をもってくる。5呼吸キープ。
NG:中心からずれている
脊柱が中心からずれていると肺が十分広がらず、深く呼吸することができない。
ステップ2:呼吸して胸郭が一番広がる位置
胸郭に手をあてて呼吸をします。脊柱を前後左右に少しずつ動かし、胸郭の広がりを感じとります。胸郭がいちばん広がった場所が脊柱の中立点。
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