ヨガをする時は鏡を見たほうがいい?見ないほうがいい?

 ヨガをする時は鏡を見たほうがいい?見ないほうがいい?
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須藤玲子
須藤玲子
2019-09-03
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鏡を見るメリット

鏡を見ないでヨガをするメリットが理解できても、まだ疑問が残る人もいるはず。鏡を見ない方がいいのならスタジオに鏡は必要ないのでは?そう思う人もいるかもしれません。でも、実は鏡を見るメリットもちゃんとあるのです。

1.姿勢やポーズの確認ができる

鏡を見る最大のメリットは正しい姿勢や動きを確認できることです。例えばヨガの基本的なポーズ、ターダーサナ(山のポーズ)を思い浮かべてみましょう。

ターダーサナ
photo by YJ US

まっすぐ立つシンプルなポーズですが、シンプルなだけに癖が出やすく意外に難しいポーズ。自分では気づきにくいけれど、肩が上がっていたり、左右どちらかに傾いていたり…。そんな時こそ鏡があれば自分の癖を知ることができ、自分で修正することができるのです。整った姿勢の感覚は、目だけでなく、身体でもきちんと覚えておきましょう!鏡のないスタジオでヨガをする時や、より集中してヨガをしたい時に間違いなく役立ってくれますよ。安全にヨガを行う上でも大切ですね。

2.変化を確認できる

たとえ些細なことでもヨガをする前と後の変化を感じる人は多いはずです。鏡はその変化を示してくれるメリットがあります。筋肉の強張りで首回りの違和感があった人も、シャヴァーサナから目覚めたら、首や肩回りがスッキリして見えることがあるのではないでしょうか?また、同様に、表情や顔色にも変化が出ることも。レッスンの前と後の表情を見たことがありますか?心の状態も実は鏡に映し出されるもの。レッスン後の柔らかい表情は、抱えていたいろいろなものが手放せた証拠です。身体と心の変化をより実感できることもまた、鏡を見るメリットの一つです。変化を目にするとやる気も出てモチベーションも上がりますよね!

3.意識が向きやすくヨガの効果が上がる

現代のヨガは種類が豊富。それぞれの目的に合わせていろいろなヨガを楽しむことができます。鏡を見ることは、自分の目的に合わせてた効果的なヨガができるというメリットがあります。例えば表情筋を使う顔ヨガでは、手鏡必須です。鏡を見ることでより意識を向けやすくなるからです。顔ヨガに限らず意識を向けたいところがある時には鏡は役に立つアイテムになるのです。髪やメイクの乱れなどあら探しではなく、ヨガの効果を高める意識で客観的に見ることがポイントになります。

目的に合わせたヨガを楽しもう

結論として、鏡を見てヨガをすることも鏡を見ないでヨガをすることも、どちらもありです。大切なことは使い方です。ヨガをする目的は個人によって異なります。自分の目的に鏡が必要であればちゃんと目を向けて!また、鏡がない方がいいと思えば鏡のないところでヨガをするか、鏡から目を外すなど工夫をしましょう。ヨガは呼吸とともにドリシュティと言われる視線も大切にしています。鏡のあるスタジオが落ち着かない場合は、でもキョロキョロせず、自分の鼻先に視線を向けてみましょう。集中力を高めることができるはず。ぜひ自分の目的に合わせてヨガを楽しみましょう。鏡のあるなしにこだわらない!そんな考え方もヨガですよ。

ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にフィットネスクラブ、ホットヨガ、ヨガスタジオ、オフィス出張など多くの場でレッスンを実施。リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと同様にアロマを伝える活動も行なっている。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト

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