ヨガをする時は鏡を見たほうがいい?見ないほうがいい?
ヨガスタジオには鏡のあるところ、ないところ、両方ありますよね。鏡を見ながらヨガをすることに慣れていると、鏡がない場所では不安になるかもしれません。逆に、鏡を見ないヨガに慣れていると、鏡があると落ち付かないと感じるもの。そもそも、ヨガをする時に鏡は必要なの?鏡のある、なし、それぞれのメリットとはどんなことでしょうか?そんな素朴な疑問にお答えしましょう。
ヨガで大切なこと
ヨガで大切なのは自分自身と真摯に向き合うこと。それは見て認識することではなく感覚で味わうこと。レッスンで呼吸を整える時、目を閉じて行うのが一般的ですが、それは自分の感覚に意識を向けるため。感覚を研ぎ澄ますには、普段働き過ぎている視覚は、なるべくそっとしておきたいものなのです。そもそもヨガは、ポーズを綺麗に完成させることが目的ではありません。ポーズをとっている時の身体や心の感覚、自分なりの気づきを大切にするもの。そういう意味では鏡はなくていいのかもしれません。
鏡を見ないメリット
自分に集中し、視覚以外の感覚を大切にしたい時には鏡の必要性は低くなります。鏡を見ないでヨガをする具体的なメリットとはどんなことでしょうか?
1.周りと比べなくてすむ
ヨガは人と比べず、自分のペースで深めるものです。私たちは、たとえ頭で理解していても、いざ鏡を前にすると鏡に映る周りの人を見てしまいがち。そして比較して勝手に凹んでしまうのです。鏡を見なければ人と比べたくても比べることはできません。インストラクターや周りの人とも比べずに、自分のペースでヨガを楽しむことができるのです。
2.余計なところに目がいかなくてすむ
鏡を見ないでヨガをするメリットは他のだれかに目がいかないだけではありません。例えば、自分の髪型の乱れが気になってしまったり、特にダイエットを目指している人は、ヨガの最中にもボディラインが気になってしまったり、他人とは比べなくても、理想の自分と比べてしまう可能性があるのです。鏡を見なければ気が散ることもなく、余計なところに目がいかなくてすむのです。ヨガに集中するためには大切なことですね。
3.自分と向き合える
余計な情報を目にする必要がなくなると、そのほかの感覚が本来の能力を発揮するもの。ヨガは呼吸や身体の動きを通して自分と向き合うことを大切にしています。鏡を見なければ、外側に向きがちな意識が内側に向きやすくなり、自分の内側を観察する内観を深めることにつながります。今の自分と向き合うことで小さな変化を楽しみながらヨガをすることができるのです。
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