誰でも自然にやっている?!意外と身近な「瞑想」のやり方

 誰でも自然にやっている?!意外と身近な「瞑想」のやり方
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須藤玲子
須藤玲子
2019-07-24

最近は、仕事の効率化を図る目的やメンタルヘルスケアの一環として、積極的に瞑想を取り入れる企業が増えてきました。「自分には難しいのでは?」と、つい構えてしまいがちな瞑想ですが、実はとても一般的で日常生活の中に普通に存在していること。瞑想をしたことがないと思っている人も、気づかないうちに自然にやっていて、もう経験済みかもしれません。自分で思うよりずっと身近な瞑想とは、具体的にどんなことでしょうか?

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瞑想とは

一言で言うなら、瞑想=意識を整えること。やり方はいろいろありますが、どんな方法でも、呼吸を整えて自分に意識を向け、自分と向き合うことに変わりはありません。瞑想をすると心身共にリラックス状態となり、ストレス解消、また、脳の疲労をやわらげて記憶力や集中力を高める効果もあると考えられています。そのような点から、ストレス過多といわれる現代人に必要なこととして注目されているのです。そして、意識を整え自分と向き合うという基本的な瞑想は、すでに日常生活の中に根付いており、案外身近なものなのです。

日常の中の身近な瞑想

日常生活で何気なくやっていることの中には、瞑想と同様に呼吸や意識を整えるためにしていることが多々あります。きっとだれにでも思い当たる節があるのではないでしょうか?

1.緊張をほぐすため深呼吸をする

仕事やプライベートでも、ここははずせない!という場は誰にでもあるはず。緊張感でいっぱいになった時、どのように心を落ち着けますか?自然に深呼吸をして、自分の呼吸を身体全体で感じていませんか?自分の呼吸に意識を向け、雑念を手放し、徐々に心を整えるという行為は立派な瞑想です。無意識のうちに誰でも瞑想体験をしているのです。深い呼吸は瞑想の第一歩です!

2.冷静になるため歩きながら頭を冷やす

イライラして余計なことを口走り、大切な人と大喧嘩。そんなことも時にはありますよね。気分を変え、冷静になりたくて部屋を飛び出し、歩きながら心を落ち着かせた経験はありませんか?一人になり、浅く乱れた呼吸を整えること、自分自身と向き合う時間を作ることは、目を閉じて座る瞑想とは異なりますが、歩く瞑想と言われるもの。もしかしたら立った状態や、座って行う瞑想よりも、より身近な瞑想法と言えるかもしれません。気づかないうちにやっているのではないでしょうか?

3.仕事で煮詰まったらその場を離れてぼーっとする

長時間デスクに向かっていると、思考力や集中力が落ちて全然いいアイデアが浮かばない!そんなこともよくありますよね?気分転換を兼ねてその場を離れ、ひとまず思考のリセットをする!という人もいるでしょう。ざわついた環境から離れ、静かなところで無の時間と作ることもまた、身近な瞑想のひとつです。何もしないでぼーっとする時間こそ、ありのままの自分になるひと時。呼吸が整い、頭も心も落ち着くリラックスの時間です。脳の疲れがリセットされ、新たなアイデアが生まれることに繋がることでしょう。

最後に

改めて日常を振り返ってみると、「自分には難しい」と思い込んでいた瞑想が、それほど遠い存在ではないと感じませんか?どんな状況にせよ、リラックスやリセットをするために自分と向き合う時間を持つことは、自分を大切にしているということ。他人だけでなく自分のことも傷つけず、大切にするというヨガの教えに繋がります。呼吸法やアーサナと呼ばれるヨガのポーズ、そして瞑想の3つ全てがヨガです。なにげない日々の生活の中で自然に行っている瞑想の時間を大切に、もっといろいろな瞑想にもチャレンジしてみましょう!新たな気づきや発見があり、より一層ヨガを深めるきっかけになるかもしれません。

ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にフィットネスクラブ、ホットヨガ、ヨガスタジオ、オフィス出張など多くの場でレッスンを実施。リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと同様にアロマを伝える活動も行なっている。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト

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