ここが違う!ダウンドッグで初心者が悩むポイントと対処法は?
ダウンドッグはツラいポーズ? 休憩ポーズ?
ヨガを始めたばかりの頃は、ダウンドッグはかなりつらいポーズでしょう。しかし、上級者が参加するレッスンでは、ダウンドッグは休憩のポーズであったり呼吸を整えるポーズです。初心者がつらいと思う点、上級者はどうしてつらくないのでしょうか?
ツラいポイント① 手首が痛い
ダウンドッグをやり始めて一番最初にぶつかるのが、手首の痛さ。さらに手でしっかり踏ん張ってもどんどんと手が前に滑ってしまい、ポーズが安定しないという辛さもあるでしょう。手首が痛い理由は、主に2つあります。
1つめは、手のひら全体で体重を支えられず、手首という1点に体重がかかってしまっているため、手首がつらくなってしまうということ。上級者は、手のひらを大きくひろげて、手のひら全体でマットをつかむようにとらえているため、痛みも起こらずポーズも安定しています。
2つめは、手に体重をかけすぎてしまっているということ。ダウンドッグの場合、手に体重をかけるのではなく、「手でマット押して体を上に引き上げる」意識を持ちます。腕たせ伏せで肘を曲げた状態から体を持ち上げるのと同じように、体を上に持ち上げる意識を持つことで、手首への力のかけ方(かかり方)が変わってくるでしょう。さらに上級者は、下腹部を引き込んでバンダを使う意識を持っているので、体の引き上げが上手です。
ツラいポイント② 脚裏が痛い
上記の①で手のひら全体を使い、体を引き上げられるようになると、体重が足の方にかけられるようになります。そうするとぶつかるのが「脚裏が痛い」という壁。
脚の裏側の柔軟性も必要なダウンドッグでは、ふくらはぎだけでなく膝の裏、腿の裏、さらにお尻まで、体の裏側全体の柔軟性も関わってくるため、なれないうちはポーズをとるのが辛く感じるでしょう。さらに意外に男性に多いのが、足首の柔軟性がないためポーズが取りづらいことも。足首を回す練習を丁寧に行うだけでも、ダウンドッグがとりやすくなります。上級者は、足首から足裏全体、臀部まで全体の筋肉の動きを意識して動かしており、さらに脚の外側の筋肉ではなく、内側の中心軸を意識してポーズをとっています。
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